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[社会] 韓国のジャジャンミョン、中国に上陸

中華料理店の象徴「鉄かばん(出前持ち)」もそのまま… “中国のジャージャーメンより甘口”

韓国で一番人気ある中国の食べ物は断然ジャジャンミョンだ。 しかし実は中国のジャージャーメンと 韓国のジャジャンミョンが異なるということはよく知られた事実だ。

最近、韓国式ジャジャンミョンが中国青島市に進出し、中国の人々に少しずつ知られている。 韓国内の 中華料理店の ‘鉄かばん(出前持ち)’も中国の街を歩き回り始めた。

青島市の事務室を運営している韓国人・崔ウンソク(仮名、40)さんは雨が降ったり業務の多い日には必ず ジャジャンミョンを注文する。. この地域に店を開いた ‘韓国式中華料理店’に電話をかけるのだ。


▲ 中国青島で配達させた韓国式ジャジャンミョン。
ジャジャンミョンやチャンポンを配達させると、おかず としてキムチ、たまねぎ、チュンジャンの外にも唐辛子油が付いてくる。

崔ウンソク氏は “ジャジャンミョンは何といっても、出前持ちがすぐに配達してくれるのが第一”と言いながら “鉄かばんを見る度に韓国の郷愁にひたる”と言う。

中国で味わうことができる韓国式ジャジャンミョンは、韓国の人々が好んで食べるジャジャンミョンの味を最大限に 活かす努力をしている。 異なる点としては、中国では唐辛子油を一緒に配達してくれるので、ジャジャンミョンに 唐辛子油を入れて食べれば四川料理を連想させる辛いジャジャンミョンを味わうことができるというのだ。

中国の人々が味わった韓国式ジャジャンミョンの味はどうなのだろうか。崔ウンソク氏の事務室に勤めている漢族 ソン・ハイタオ(27)は、 “韓国式ジャジャンミョンは色が黒くて野菜が沢山入っている゛、豚肉は少な目のようだ” として “中国のジャージャーメンは塩味が強く、韓国式ジャジャンミョンは甘口が強く出ており、新しい別の食べ物 としてお勧めするに値する”と言った。


▲ 韓国内中華料理店の象徴・鉄かばんも中国に登場した。 配達に来た従業員は漢族だ。

価格は中国のジャージャーメンより少し高い。 中国ジャージャーメンが普通 5〜6 元なのに比べて、 韓国式ジャジャンミョンは小さいものでも 9元、大きいものは15元位だ。 チャンポンや酢豚はもっと高くて、 それぞれ 15元、35元位の価格で売れている。

現在、青島で韓国式ジャジャンミョンを食べるのは難しい事ではない。 青島だけでも ‘韓国式中華料理店’が 10ヶ所を越える。 韓国人や朝鮮族が韓国でジャジャンミョンの技術を学んで来て、食堂を開いたケースが多い。

2年前、青島で ‘ジンアチュン’という食堂を開いて韓国式ジャジャンミョンを中国に最初に紹介したソ・ ボンジョン(52)は、韓国に住んでいた華僑だった。

ソ・ボンジョンは “中国で山東料理(塩味)と広東料理(甘口)が適切に組み合わされた料理など各種のブレンド 料理が人気をあつめているという情報に接した後、韓国式ジャジャンミョンを中国に紹介することを決心した”とし、 “実際に中国の若者達は韓国式ジャジャンミョンをすんなり受け入れた”と言った。

彼は続けて “現在、ジンアチュンに来るお客さんの 85%が韓国人で、残り 15% 位が中国人”とし、“しかし 中国人の割合がどんどん増えている”と言った。

中国本土の‘ジャチャンミェン’


▲ 中国本土のジャチャンミェンの完成した姿

中国のジャージャーメンの現地の発音はジャチャンミェンだ。 中国でジャージャーメンは一般家庭でもよくこしら えて食べる日常的な食べ物だ。 青島市市南区に住んでいる漢族チョン・シャオホン(女、 56)に中国 ‘ジャチャン ミェン’ の作り方を学んで見た。

ジャージャーメンの核心はあんかけソースだ。 塩味が強いチェンファンジャンで作る時はケチャップを少し入れて ソースを作る。 甘味のするティエンミェンジャンでもソースを作ったりする。

先にタマネギのみじん切りと生姜を炒める。 その次に豚肉を入れてもう一度炒める。 その後、ジャンを入れてまた 炒めてから煮詰まってくればあんかけソースの完成だ。 市場で容易に求めることができる麺の上にあんかけソース をのせた後、きゅうりや自分が好きな野菜を千切りにして乗せればジャージャーメンが完成する。 韓国式ジャジャン ミョンに比べて塩味が強いのが特徴だ。

チョン・シャオホンは “最近、韓国式ジャジャンミョンを初めて試食したがとても甘かった”として “しかし一緒に 行った孫娘は、韓国式ジャジャンミョンを美味しいと言って食べた。韓国式ジャジャンミョンが中国の新世代の口に よく合うようだ”と言った。   

(メディアダウム ピョ・スンヒ記者 2005年6月18日)
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