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［社会］　モスクワの北朝鮮病院、鍼治療に人気 高麗医学センター専門医、中風、脊椎疾患などを治療 ▲ モスクワの高麗医学センターで働く専門医博士職員たちが席を共にした。 鍼治療で有名な北朝鮮病院が、モスクワの僑民たちから高い人気を集めている。 北朝鮮の言葉で高麗医学センターと呼ばれるこの病院は、 90年代初に開院して以来、各種の患者たちを 治療してロシア言論でも紹介された事がある。 特に北朝鮮で最高の技術を持った鍼の専門医たちが派遣 され、現地で好評を博している。 ここを訪ねる患者たちは、主に現地のロシア人が多く、高麗人と北朝鮮・ 韓国人たちも訪ねて来る。 何年か 前までも、モスクワ僑民たちは北朝鮮病院があるという程度にだけ思っていたし、疾病で苦しんでも訪問は憚っていた。 しかし最近、南北関係の変化によって、ここ 1〜2年の間、北朝鮮病院を訪ねる韓国出身の同胞患者が急増 している。甚だしくは北朝鮮大使館に電話をかけて病院に対して問い合わせる韓国同胞たちもいる。 北朝鮮病院を訪問してそこで働いている北朝鮮出身の金博士に一言二言を聞いた。 −鍼治療の効能について。 “鍼は私たちの人体の気を選ぶようにすることで、各種の疾病を改善し、健康を取り戻してくれる。 また古くか ら我が民族は薬草、鍼、良薬の順序で依存していたが、科学的に証明出来なかった疾病を鍼で治療しつつ、 現代になって鍼治療がまた復活している。” −主にどんな患者たちなのか。 “内科・外科を含め、小児、中風、頭痛、脊椎患者たちが多い。” −唾治療はどのようにするのか。 “鍼は痛い部位にだけ打つのではなく、私たちの身体の脈を捜しておく。 鍼で治療を受けようとすれば、普通 1週間は受けなければならないのだが、2〜3日位経てば痛くなくなるので、治療を中断する場合が多く、ま たやって来て再発病したなどと言う。” −韓国の同胞たちは主にどんな患者か. “主に年を取った方々が多く、関節、筋肉痛、腰、頭,、小児、内科・外科では子供達と女性たちが多い。” −南側の同胞たちを治療しながら所感があれば。 “一日も早く統一されなければならない…。” モスクワの同胞たちは現地の病院を好まない。その理由は医療の恩恵が全然ないし、意思疎通が大変で自 分の病名すらまともに表現することができないからだ。 軽い症状なら隣り同士で風邪薬、解熱剤、痛み止め、 清心丸などを分けて服用したりするが、症状がひどい場合はすぐに韓国で治療を受けて来る。 しかし北朝鮮病院を訪ねる患者たちは鍼でも治療が可能なので、現地人たちが一番好む病院になっている。 特にモスクワの同胞たちは親切にしてくれる医者たちに安楽な気持を受けている。 診療費は 1回 580〜650 ルーブル(20〜25ドル)である。 　　 （延辺通信　シン・ソンジュン記者　２００５年６月９日） Copyright(C) 朝鮮族ネット