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[社会] ウランホト市朝鮮族小学校、経費難が深刻

散在地域で民族教育生存のための努力


▲ 厳しい環境でも学生たちが勉強に熱心している。

内モンゴル自治区 興安盟 ウランホト市朝鮮族小学校の教職員たちは、大変な経費難を経験しながらも我が民族 の教育を守るべく、屈せず頑張っている。

ウランホト市朝鮮族小学校は、この地区の唯一の朝鮮族小学校だ。. 1957年に開校し、1975年に破壊されてから 1984年に回復され、今日まで 21年間続いている。 今、教職員 30人、 学生 245人がいる。開校以来、この学校 は散在地域で朝鮮族の子供たちの学問の揺籃として、多くの人材を養成し、朝鮮族の子供たちが民族の精神と 伝統を守って行くための役割を担って来た。

しかし市場経済の衝撃の余波により、この学校も例外なしに経費難で苦しんでいる。半学期の経費は学生一人 当たり 40元づつの学費を合せた一万元が精一杯だ。 民族学校として一月に 1000元ずつもらえた公務処理費用 も切られ、長年の状況ですべての支出をこの一万元でまかなわなければならない。 校舎の建物も 618平米しか なく、古くて窮屈な 3階位の家で、教員たちの事務環境や学生たちの学習環境が劣悪だ。 新しい校舎を作ろうと すると、 50万元の資金が必要だが、辺境の地方だから政府の財政も厳しいのか、政府を頼って陳情することもで きない状況にあり、学校の指導部としてはなす術がない。

このように厳しい状況でも、我が民族の子供たちの学問の権利は保障してあげなければならないという義務感で、 何年間も生活が貧しくて学費を出すことができない学生 10人余りを無料で勉強させたし、今も孤児の学生 3人は 学費を免除してあげている。教員の待遇は話にもならないほどだ。 政府から労賃以外には何らの恩恵もなく、学父 兄から金の封筒がなくても、教員たちは一言の不満もなく黙々と子供達のために献身的に働いている。 この学校 教員たちの気高い師徳と高い教育レベルは、教育局の高い評価を受けており、 “心なごむ学校”、 “緑色文化先 進地”と呼ばれている。

この学校には学校から遠く離れている農村から来た学生が多い。 親たちが沿海地区や外国へ働きに行った学生 が多く、幼稚園の時から寮生活をしなければならない。 学校の経済難で寮を運営する力がなく、学生たちが個人の 家に下宿しなければならず、正しい家庭教養が欠如し、学校の集中的な管理を受けることができず、学校の教育を 圧迫している。

今回、 6.1国際児童節を迎え、この学校の学生たちが出演した番組が地区全体で唯一、自治州の子供文芸会宴で 決勝戦に進出出来た幸運を得たが、経費がないため、自治区首府であるフフホトで開かれる決勝戦にも参加するこ とができなかった。.

“子供達にはこんな機会が一生に一度あるかないかだというのに、どんなにがっかりしたことか?子ども達が涙を流 すことを思えば心が痛い...”と都リョンファ校長は言葉を濁した。

“幸いにも、学父兄たちが我が民族の伝統をそっくりそのまま引き継いで行こうと、子供達を結局は朝鮮族小学校 に送ってくれるのが、私たちには厳しい環境の中でも支えて行くことができる勇気と力になっている。”

都リョンファ校長は、散在地区で生き残ろうと頑張っている我が民族の教育を生かすためには、どんな逆境にも打ち 勝つつもりだと強い意志を見せた。   

(延辺日報 チャン・ミラン記者 2005年6月3日)
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