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[社会] 青い森を懐かしむ−延吉

公園とは、公衆の休息と遊楽保健などのための施設になっている庭園や地域を言う。 私たちが新たに公園を 作ろうとする時、自然資源や遺跡など公園資源を利用すれば、 ‘雉を食べて卵も食すること’に違いない。 それだけ市政予算が節約されて、その資金が他の必要な所に使うことができるからだ。 最近、延吉市延新 橋の北岸から工新へ行く水辺の下に見えた樹林が消えて、通行人達が白い木の切り株を見ては舌打ちしてい る。樹林が切られた場所に公園を作ると言う。

もしかしたら、よくぞ切ってくれたと言う人々もいるでしょう。 まことに身の毛がよだつような樹林だったから。 80 年代、まだ若木の樹林だった時も街燈一つない水辺に立つ樹林を過ぎるたびに、黒い樹林が “ザワザワッ”と 出す葉の音に全身がぞっとした。だから婦女子たちは驚いて肝をつぶしたはずだ。 その時は切り取ってしまい たかった樹林だ。 しかし 20余年が経った今、いざ切り株だけが無残に残った樹林を見ると、心が寂しい。 その 上、その場所を他の用地ではなく、再び公園敷地に使うとは、沈着な気持を禁じ得ない。

延虹橋から延新橋を経て昔の樹林まで布爾哈通河北岸に遊園地が形成されていて、つい先日まで樹林だったと ころから延河路を渡れば、市民スポーツ施設が遊園地と繋がれている。 市民スポーツ施設を道一つ隔てた位置 に、どんな公園が造成されれば相応しいのか。 それでも再び赤肌公園を作るのであれば、遊園地の延長にしか 見えないだろう。騒音が大きい延河路街に、赤肌公園がどれだけの魅力を持つのか。 鬱鬱蒼蒼とした樹林をその まま残した方がよく似合ったはずだという気がする。 樹林の中に椅子も作っておいて散歩道も作り、 “ザワザワー ”という葉の音を聞くことができる特有の樹林公園として残したら、もっと良かったはずだ。 犯罪の陰になる恐れが あれば、街燈を明るくして夕方の時間に出入りを全面統制すれば良い。

20年余り育った樹林が、一瞬に切り株だけがやつたようにに残った姿を見ると胸が痛い。 20年はお金に 換算することができるものではない。 これから木の根が除去されれば、‘伝統工芸’である煙瓦とセメントと 遊具にて、どこに行ってもよく見られる伝統公園が作られると思うと、青い森が限りなく懐かしい。


▲ 布爾哈通河船場


▲ 布爾哈通河遊園地


▲ 樹林が根を絶たれた日   

(延辺通信 2005年5月25日)
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