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[社会] “110”防暴巡邏警察中隊、紅一点−金ファさん

“可愛いスカートをはいて歩き回りたいです。 しかし現場出動のため、そんな余裕がないんです。”


▲ 緊急出動に出た金ファさん(右側)  パク・ヨンチョル記者

延吉市公安局 “110”中隊の第一線には、唯一の婦人警官である金ファ(23歳)がいる。

警察事業に携わる父親に似たからなのか、不公正なことをすれば我慢出来ない正義感溢れる 性格だから、金ファは 110中隊に勤めた 3日後に第一線で仕事する上司に申し出た。 こうして吉 林省公安高専で勉強も 体力訓練も男子学生たちとまったく同じく課程を受けて来た金ファは、何か を成し遂げてみたいという力強い挑戦意識で延吉市公安局巡邏警察大隊 110中隊に初出勤した。

巡邏警察大隊で一日 24時間の間平均出動し、多い時は 10回余り出動したりと、他の警察に劣らず 働くが “女だてらに何で 110警察だ”という周囲の目線のため、負担を感じる時が一、二回ではなかっ た。 現場に出動した警察が愛くるしい婦人警官であるのを見て、 “女に何が出来るんだ?”という人も いた。 しかし彼女は親切で迅速な事件処理で、市民に婦人警官の暖かく力強いイメージを与えたりした。

5月6日、夕方11時30分頃、延辺財政学校の近所でタクシーとマイカーが衝突したが、マイカーに座って いた二人の男が刃物でタクシー運転手を脅したという情報提供を受けた。金ファは隊員たちと一緒に迅 速に現場に出動し、手早い腕前でマイカーに乗った男たちと車の中から麻酔銃と刃物を押収し、彼らを公 安機関に護送した。このように喧嘩、窃盗、強奪、暴力など突発事件に関わって、時には危険を感じるよう になるが“私が愛着する仕事で延吉市民の安全を守っているんだという自負心で、無限の誇りを感じる”と力強く言う金ファだ。

20代初盤の美しい年に、163cmのほっそりした体格だが、特殊な職務のため彼女は一年中スカートをは く時間があまりなかった。 “スカートをはいて町を歩く女の子を見ながら本当に綺麗だと思います。私も可 愛らしいスカートをはいて町を歩き回りたいです。しかし頻繁な現場出動のため、そんな余裕はないです。 ”金ファは化粧はしないが、常に群衆と“対面接触”をするため、いつも端正な顔つきを維持するために努力すると言う。

仕事のため、近くの図們にいる両親をなかなか訪ねることができないが、たまに会う母も“女の子がます ます男の子みたいになってくね。それではお嫁にも行けないんじゃないの?”と小言を忘れないそうだ。

今年2月にあった民主投票選挙で、金ファは防暴巡邏警察大隊110中隊第2分隊分隊長に昇格した。年若 くして婦人警官として110に勤めるというのだけでも超えなければならない峠が多いのに、責任まで担って 働かなければならない彼女の肩の荷はひたすら重い。しかしそれでも力強い姿を見せるのが彼女だ。     

(延辺日報 チェ・ミラン記者 2005年5月12日)
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