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![]() [教育] 文化都市にテコンドーブームを持って来た男 長春市天一太極拳道館・安天一校長に会って ▲ 2004年 7月、安天一館長(右端)は、吉林省青少年代表団を導いて韓国を訪問、 世界テコンドー連盟副総裁であり国技院院長である厳雲奎(隣)に会って記念写真を写した。 吉林省所在地、長春市に現在テコンドー道場が 20個ある。そのうち 10余りの道場は天一テコンドー道場で、 現在長春市全体の練習生の 80%が天一テコンドー道場とその分院に通っている。 今年 39歳の朝鮮族・安天一氏は、 自分の名前の字を取って 2000年の初め、長春市初のテコンドー道場を設立し、 5年間におおよそ 7000人余りの練習生を養成、自身は現在、吉林省テコンドーチームの監督を引き受けている。 多年間にわたりテコンドー普及に務めた功績から、天一テコンドークラブ館長である彼は、アジアテコンドー連盟 計画委員会副委員長に選定される栄誉も受けている。 オリンピック金メダルにも彼の汗の結晶が 安天一校長とテコンドーとの縁は 1997年、当時、アジアテコンドー連盟国技院で進行する初の教育研修に参加する機 会を持つようになった。 そこでテコンドー教学、 訓練、 専業裁判などの課程を修了してから、彼が帰国する時は ちょうど中国国家チームが 2000年オリンピックを準備した時であった。 初めてテコンドーオリンピック国家代表チームを組織する中国チームは、監督組が韓国的監督だから国家体育総局 重 競技管理中心では、中国語と韓国語をこなし、また正規のテコンドー教育を受けた監督を探していた。 ちょうど安天一は、 韓国世界テコンドー連盟国技院の正統な専業教育を受けた経歴と実力で数十人の競争敵手を退け、国家テコンドーオリンピック 監督組に入ることができた。 2000年、中国テコンドーは輝かしい成果をおさめたが、 2000年オリンピック金メダル選手陣の中で、 2000年世界杯金メダル選手のファ・ロミンなど世界級のテコンドー優勝者を養成した。 吉林省初の金メダルの功臣 安天一はオリンピックの使命を終えて長春市に帰って来た。 故郷吉林省にテコンドー専業チームを建立して、世界的 なスポーツである優秀なテコンドー運動を故郷に普及すると心に決めた。 その考えを吉林省体育局の指導者に報告すると、一様に熱烈な支持を受けた。 そしてすぐに安天一氏に吉林省テコン ドー専門チームを組織せよという任務が下された。 安監督は吉林省の各県、市の体育学校を回りながら選手を探した。 訓練施設、 装備が不足した状況の下で、彼は個人のポケットをはたいて省チームの経費に加える時もあった。 選手たち に栄養供給を惜しまなかった。 すぐに軌道に乗った吉林省女子テコンドーチームは 1999年と 2000年、全国試合で 51kg級の金メダルと銀メダルを獲得し、 吉林省のテコンドーに初めての栄冠をもたらした。 “天一テコンドーブーム” 文化都市長春はまだテコンドーが市民に広く認められていなかった。それでも安天一はこの市場を見出し、 2000年の初め、 長春市で初のテコンドークラブを創設した。 天一テコンドーが繁盛すると、随所でテコンドーの看板をかけた道場が現われた。 そのまま練習生たちに技術を伝授しなが らお金儲けもする道場がたくさん現われた。 “技巧だけ教えるのではなくテコンドー運動の深い意味を伝授しよう”、“人を作ろう”という主旨の下、天一テコンドー館 は練習生たちの人間教育に焦点を合わせた。 テコンドー道義精神−礼儀、廉恥、忍耐、克己、百節不屈 の5大精神をまず練習 生たちに植えつけ、祖国、民族に忠誠を尽くし親に親孝行して年長者を尊敬し、テコンドーを愛するテコンドーの精神を教え てくれる。そして練習生たちがテコンドーをクラブでテコンドー技術を学ぶだけでなく “なせばなる”という精神力を育てる ようになる。 現代社会で子一人を育てながら “幼い皇帝”の各種の教育問題が学父兄たちの難題だ。天一テコンドーに通ってから、 礼儀から精神状態まで変わった幼い子を見ながら、現代競争社会に適応できる人間精神を育てる天一テコンドー館の噂が 広がり始めた。長春市少年宮では、天一テコンドーの正規の教育システムに感服し、破格的に天一テコンドーを少年宮活動 室に入住させた。 天一は次々に分館を開きながら一全部で 10余りの分館を設け、長春市場を席巻するようになった。 “朝鮮族テコンドーの材木を送ってください” 今、天一テコンドーには4歳から45歳に至る練習生たちがおり、長春市内道場の80%の練習生たちが天一テコンドー館で テコンドーを学んでいる。 “我が民族の作ったスポーツだからなのか、朝鮮族はテコンドーに対する優れた気質がある”として、安館長はもし テコンドーで発展しようとする朝鮮族の材木たちがいれば、是非とも勧めてあげてほしいという。彼の紹介によれば、 天一テコンドー館は吉林省代表チームの訓練基地であり、また国家青少年体育クラブの傘下に属しており、ここでテコ ンドーを熱心に学べば、将来、大学入学だけでなく職業チーム選手に抜擢されたり、さらには国家チーム選手になれる 機会が多いとのことであった。 天一テコンドー館は開設されて以来、省級以上の試合に参加して37回の優勝を収め、国家チーム、地方専門チームに10人 余りの選手たちを送り出し、45人が体育学校に推薦されて入学した。 2005年世界テコンドー連盟国技院の審査批准を経て、天一テコンドークラブは吉林省で唯一の入団修学能力指定単位になった。 (吉林新聞 ハン・ジョンイル、ユ・チャンジン記者 2005年5月5日)
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