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[文化] 第1回黒土文学賞授賞式開催

3人の作家が大賞、6人の作家が本賞



黒龍江省朝鮮族創作委員会で主催、韓国図書出版「初志一貫」チョ・ジョンホ社長が後援する第1回‘黒土文学賞' 授賞式が、去る23日午後、ハルピン双太電子会議室で開かれた。

黒龍江省朝鮮族作家たちの創作意欲を催し、より多くの課外創作者たちが民族文化発展の主人公として出られるよう にするために組職された今度の授賞式では、小説部門、詩部門、随筆部門に分けて施賞、具ヨンキ(小説)、金チュンシル (随筆)、宋リョンオク(詩)が大賞を、その他6人が本賞を受ける栄誉に浴した。

受賞者たちは受賞所感発表で、これからより良き作品を出し、今回の栄誉に遜色がないようにする決意を固めた。今度の 大会には省内外から集まって来た30人余りの詩人、作家たちが黒龍江の作家隊建設、作品の質向上、読者確保など多様な 内容で幅広い討論と研究を進行した。 (ハン・ヨンナム)


受賞の所感

具ヨンキ(小説大賞受賞者)

黒龍江省朝鮮族創作委員会で用意した文学賞を授与され、胸溢れる感動を感じた。幾分予想外のことでもあった。朝鮮族 創作委員会と評審委員、そして今度の企画を後援してくださった初志一貫出版社チョ・ジョンホ社長に深く感謝したい。

黒龍江省朝鮮族は省全体の各地に散在しており、文学活動に専念する上で多くの不便があるのが現実だ。ところが黒龍江 朝鮮族創作委員会では、毎年文学活動を活発に展開している。本当に大変なことだと思われる。我が民族の歴史に残るこ とをしておられると思う。

今度の授賞式に参加し、瞬間的に感じたのは、私たちの文学作者たちに暖かい家があると言う安心感だった。散在して暮 している私たちだが、孤立無援で創作しているとばかり思ったが、事実はそうではなく、私たちの後には私たちに関心を持 ち、支持激励してくれる本部があるという幸福感だった。願わくは私たちの創作委員会がさらに暖かく作家たちを見守り、 私たちの文学活動がさらに活発になることを信じたい。


詩は永遠な懐かしさ

宋リョンオク(詩大賞受賞者)

まず、我々北方文壇を物心量面で支援してくださった韓国「初志一貫」出版社のチョ・ジョンホ社長と、私の作品を 審査してくださった審査委員たちに感謝を申し上げます。

考えて見たら私の詩の人生も、いつのまにか10年余りになりました。

私が処女作を発表して今に至るまで多くの方々からご指導をいただきました。既に故人になった朴チョルジュン 先生、北方詩界のリーダーである韓チュン先生、チョ・クァンミョン詩人など、お三方に今日の栄光を捧げます。

詩は私にとって、運命のように近付いた懐かしさの存在でした。詩は私の憧れの対象だったし、私が喜怒哀楽を 経験する時、恋人のように横で守ってくれるお守りでした。

今日のこの賞は光栄にであるばかりでなく、私に対する激励そして期待であると考えております。

月のない夜には星が見えて
星のない夜には願いが見えて
望むものがない夜には懐かしさが見えて
懐かしさがある夜には詩が見えます。

人生の終わりまで、私の永遠な懐かしさである詩と共に暮らします。

ありがとうございます。


家庭という生活の中に私の文がある

金チュンシル(随筆大賞受賞者)

第1回 ‘黒土文学賞’ 随筆大賞を受けるとは、あまりにも嬉しく感謝したい気持ちだ。

率直に言って私は事業型の女性ではなく家庭型の女性だ。明けても暮れても家と家族に対する仕事にだ けまみれて見ると、それに従って書いた私の生活は家庭を離れては語るものが特にないようだ。 今度受賞 した作品 “夫を ‘育てる’ 楽しさ”も、やはり私だけの世界である家庭という生活の中から胸に感じるもの を文章で表したものだ。それ程夢ももたらしてくれて愛も育ててくれて、喜びも涙もわがままに振り撤くことが できる家庭がいつも有難いと思われる。

今後、誰が何といおうと、私は私だけが慣れた ‘家庭’という生活の中で文章の素材を探すつもりだ。文学が何 なのかよく分からないのに、自分なりに書き出した文が大賞を受けてみると、私も果して文学というものの入り口に 足を踏み入れているのではないかという気がする。 それなら熱心にこの道を歩くつもりだ。

(黒龍江新聞本社記者 2005年4月30日)
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