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[経済] 春期異常気象で朝鮮族郷村農業シーズンを調節

イネ専門家・崔ソンファン教授、異常気象対策を提起

今年の春以降、往年より気温が低いなど異常気象により黒龍江省の朝鮮族郷村では播種を含めた稲作準備にあ る程度の影響を受けている。これにより東北農業大学崔ソンファン教授は、異常気象に備えた見解と対策を出した。

記者が五常市民楽郷、尚志市河東郷、蘿北県東明郷、綏化市興和郷、樺川県星火郷など多くの朝鮮族郷で調べたとこ ろによると、上記の郷で苗床への播種を前に、天気が曇って気温が下がるなど様々な原因で農業シーズンが短くて3〜4日、 長くて10日ほど遅れている状況だった。民楽郷で全面的に大型ビニールハウス育苗を行う所で、シーズンが二日位遅れてい る状況である外、その他の郷では、播種を若干遅らせたもしくは早めにした苗床の種子がまともに芽が出ないなどの現象が 現われ始めた。現在各地では、異常気象が好転するのを待つ一方、万が一の場合に備えて時間を争って苗床にビニールを被 せて温度を上げ、発芽させて種子を振り撤くなどの方法で、遅れたシーズンを取り戻す短期対策を行っている。そしてこの 方法が効果を見せない場合、横面肥料、根系肥料など早熟を促進する是非方法を実施する中長期対策も講じている。

気象部門の予測によれば、今後何日間か強い低気圧の影響で各地方ではずっと雨が降り、気温の下がる天気が続くという 。こんな異常気象は農家の今年の農業熱に影響を与えかねないので、各地方では十分な注意を喚起し、効果的な対策を 立てて農業の被害をあらかじめ防止することを要請している。

最近現われている異常気象問題と関連して、黒龍江省糧種化工庁イネ首席専門家である崔ソンファン教授は、異常気象へ の対策として、自分の見解と対策を出した。崔ソンファン教授は次のように分析した。現在、シーズンが異常気象で往年 よりやや遅れているが、これが今のところはまだ被害をもたらすほどに厳重でもなく、近日内に悪い天候が回復し、後に5月 から6月に気温が正常になれば遅れたシーズンを取り戻すことができる。また大きな被害を被る心配もない。だから天気の変 化に留意しつつ苗作りを進め、5月4〜5日までに苗が青く出れば正常に属するので、このために過剰に慌てたり心配する必 要はない。しかしまだ苗を作っていない所では遅くなる危険性があるので、即時に播種をするように急がなければならず、 既に苗を作った所では種子が正しく芽が出たのか観察し、期日になったのに芽が出ないところは種子を掘りだし、家の中に 持ち込んで保温し、芽が出ればそのまま置いて芽が腐って出なければ新たに種子を撒かなければならない。そして低湿 地地域では、苗床に水が被らないように排水路を設け、水気含量を低めるなどの方法で温度を上げることによって低温 被害を防止しなければならない。一応某苗遅くなれば窒素肥料の使用量を元々より6分の1か7分の1位減らす方法で早熟 を促進させ、遅れたシーズンを取り戻すことができる。各地方では当地の実情によって対策を立て、他の地方の経験は参 考にはしてもそのまま真似することは絶対避けなければならない。

(黒龍江新聞 コ・ボムリョン記者 2005年4月21日)
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