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[教育] 新しい教育モデルの先駆者、北京三江朝鮮族小学校


▲生気と希望が漲る、北京三江朝鮮族小学校の生徒達

中国改革開放の深化と共に、朝鮮族が大挙して都市に進出したことによって起きた人口大移動で、 大部分の朝鮮族村が荒廃し、朝鮮族学校が山で廃校されることにより、朝鮮族の学生たちは学習 の場を失い、新しい学習の場を捜さなければならないことが私たちの朝鮮族社会の前に置かれた実情となった。

現在、北京市に居住する朝鮮族の人口は8千名余しかいないが、外地から北京市に移住した朝鮮族 の人口は6万名余に達する。北京市に移住した朝鮮族家庭の大多数の学生たちは多くの事情で現地 の学校に通っているが、少なからぬ幼い学生たちは親に付いて北京市に移住し、新しい学習の場を捜 さなければならなかった。

“農村で崩れた朝鮮族学校を北京に再建し、私たち朝鮮族の学生たちが国語を忘れないようにしよう。 ”国家中華書国史で編集部主任、清華大学教授であるチョン・インガプ先生を含めた朝鮮族の有志12人 は、このような理念で1999年9月、北京に三江朝鮮族学校を設立した。設立初期には40人余りの学生し かいなかったが、今は197人の学生(なかには50人余りの北朝鮮、韓国の子供たちもいる)を有している。

国際化の時代、競争の時代もこのような時代に大衆化圏に暮している朝鮮族たちの実情で見れば、朝鮮族 の学生たちが何よりもまず中国語と英語に堪能であって初めて時代の要求 にかなうという競争の時代に生き残れる人材に成長出来るという教育理 念の下に、チョン・インカプ教授は、三江朝鮮族小学校を中央民族大 学附属小学校と連合して運営している。中国の北京、天津、青島 等に新たに設立した朝鮮族小学校があるが、朝鮮族の学生たちを 漢族の学校で漢族の学生たちといっしょに教える学校は三江学校だ け。三江朝鮮族小学校の学生は中央民族大学附属小学校で1/3位 の比率を占める。昼には中央民族大学附属小学校の学生になって語 文、数学、英語、自然、地理、歴史などすべての学科を中央民族大学附属小学校の漢族の学 生たちとまったく同様に学習し、夕方には三江朝鮮族小学校の学生になって5時半から8時まで 三江朝鮮族小学校の教員たちから主に朝鮮語の授業を受け、数学、英語、語文(中国語)を復 習、指導を受ける。漢族の学生たちと一緒に勉強して、また大部分の学生たちは寄宿するため、 三江学校1〜3年生の朝鮮族の学生はもちろん韓国、北朝鮮の学生たちも三江学校で1年半位勉 強すると殆ど北京人の標準語考試能力を持つようになり、漢族の言葉に堪能になる。 “朝鮮族 の学生たちは私たちの言葉を忘れてはいけないが、その他の科目でも立ち後れてはいけない” と言うチョン・インカプ先生の新しい教育理念、モデルを実践したものである。

去る数年の間、三江朝鮮族小学校卒業生の中で、北京師範大学附属中学校、北京理工科大学附 属中学校など北京市の一流中学校に入学した学生たちも少なくなく、北京市のエリート学生に選抜 された学生もいる。学校の舞踊隊は北京市優秀団体舞踊賞を受けたりしたし、中央テレビジョンの番 組に登場したりした。毎年開かれる北京市の朝鮮族運動会には彼らの種目が間違いなく入っている。

数年間の教育実践を通じ、三江朝鮮族小学校の教育モデルは北京市の朝鮮族に認められ、日 増しにさらに多くの朝鮮族学生たちが集まって来ている。     

(遼寧朝鮮文報 チョン・リョンサン記者 2005年4月12日)
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