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[経済] "これからは対中国投資より中国の対韓投資を誘致する時だ"

修交13年ぶりに私たちの最大輸出国に浮び上がった中国。来る2010年には中国長期滞留韓国人だけで100 万名になるだろうという予想が出ている。 現在、韓国企業の進出が最も活発な中国山東省に8万名が進出していることを含め、韓国の僑民は北京5 万5000人余り、天津3万名余、華南地域1万8000人余り、東北地域4万2000人余り、上海4万3000人余り、 その他の地域に2万5000人余りが住んでいる。 韓国の投資企業数も山東省に1万5000社余、北京に8000社余、天津に1900社余、華南地域に7100社、 東北地域に6000社余、上海8000社余などで、総計5万2000社余りに達する。
我が国の最大貿易対象国であると同時に投資対象国となった中国は、政治、経済、社会、文化などすべての 分野で飛躍的な交流協力が行われ、北朝鮮の核問題や東北アジアの情勢などと関連し、両国間の協力はさら に緊密になるしかない。
国政ブリーフィングは第1回総領事会の(3.31〜4.1)に参加のため帰国した中国青島、瀋陽総領事と香港の 副領事を通じて新しく変化している韓中関係と朝鮮族の問題を含めた領事業務などについて話を聞いて見た。

−中国の領事業務は朝鮮族問題などがあり、一般的な外国の場合と少し違うようだが。



▲呉甲烈瀋陽総領事

呉甲烈瀋陽総領事:ビザ業務の70%が朝鮮族にビザを発給する仕事だ。朝鮮族の‘コリアンドリーム’ブーム のため起る‘ビザ偽造’を探し出し出す、いたちごっこのようなビザ審査が中心業務の一つだ。そんな中で現在まで 50万名にビザが発給され、そのうちの25%が韓国に入国したものと推定される。
朝鮮族は国籍は中国だが祖父、父の国である韓国に対して心情的に親しみを感じている。したが ってビザ手続上の複雑な規定に対して大変に不愉快に思っていたり残念がる場合が多い。終戦以後、 韓中修交以前までの40年以上、お互いに分離したまま生活していたこともあり、韓国人と朝鮮族の間に はまだ高い相互不信の壁が存在していることも事実だ。

進出が遅れたのに成功したのは、朝鮮族のサポートのおかげ

しかし競争国より20年以上遅れた私たちの企業が、中国進出で現在の成果をおさめることができたことには朝鮮 族たちの目に見えない貢献が決定的に作用したことを否定出来ない。朝鮮族の存在を認めて彼らの不安定なア イデンティティを回復してやれる多様なプログラムを用意して行くことも主要な領事業務だ。



▲辛亨根青島総領事:朝鮮族が韓中両国の急速な関係発展において橋梁的な役目を通じて祖国発展 に寄与して来た面を見逃してはならない。最近も青島だけでなく韓国企業が進出している所には朝鮮族が大挙 して集まっている。朝鮮族たちは主に中国で韓国企業の販路を開拓する役割と、中国産の製品を韓国に供給す る役割を担当している。 今日、世界が一つにまとまりながらも‘民族’を強調する傾向が強い。中国の華僑政策は他国に住んでいる 中国人たちを支援するものだ。朝鮮族の問題もそのような角度で考えてみるべき時になったと思う。

▲金チャンソン香港副総領事:朝鮮族の一番大きな長所は、韓中両国の文化をいずれも消化することができる という点と、自由な言語の疎通だろう。香港にも朝鮮族が事業のため、留学のためたくさん来ており、手助けしてく れているようだ。 特に中国が他の外国と違う点があるとすれば、中国人特有の‘関係重視’思考だろう。香港は1年365日のうち350 日余りの間、各種の行事が続く。このような行事には必ず韓国と日本大使館の職員が招請を受けるが、これを疎か にすることができない。こまめに行事に参加し、これらとの関係をよく結んでおくことが領事業務をする上での基礎になる。

−駐在国の現実と一番密接に仕事している外交官として、経験したエピソードがあれば。

▲呉瀋陽総領事:中国を逃避先だと思ったら大間違いだ。中国は効率的な犯罪捜査が行われている所だ。 よくこうした事情を知らずに韓国で罪を犯して中国に潜入して来る場合がますます多くなっている。しかし 中国政府は24時間以内に殆ど皆、捜査に成功する。それにこのごろはインターポールの協力もよく出来 ているということを知らなければならない。

中国は初犯には寛大だが累犯には厳しい加重処罰

また中国では中国の法と規則をよく守るように願いたい。中国政府は一度の過ちはそのまま見逃してくれたりする。 しかし再び犯罪を犯すとか規則を破る場合、以前の罪科を皆合わせて加重処罰する場合が多い。

▲辛青島総領事:山東省の場合、韓国人の数だけで8万名余で、事件や事故が頻発している。中国政府は ‘犯罪傍聴’を認め、量刑を求刑するにおいて傍聴領事の意見を参考する。したがって中国では中国の法によって 行動するのが望ましいが、避けられない場合が発生した時は直ちに領事館に連絡し、緊密に協調しなければならない。
また韓国人たちが中国へ来てお金だけ稼ぐのではないということを知らせる必要がある。私の妻も博愛大使 として活発なボランティアを広げているが、このような活動を通じて韓国に対するイメージを高めて行くことが必要だ。
特に青島市側の配慮により、韓国領事館が単独ビルを建てることができるようになった。同じ価格で5年以内 に国有化することができるように契約し、韓国学校の設立にも1万坪を安価に提供するという約束をしてくれた。



▲金香港副総領事:去る2003年、香港でSARSが発生した時、香港領事館は全国の商工会議所に 連絡して香港支援のために‘WE LOVE HONGKONG'という行事を展開し、収益金の全額を寄付した。こ の行事で紹介されたキムチは、この日以後45%も売上が増えた。韓国は共同体がよくできている国、情 が深い国という肯定的な評価を受けるようになった。

'大長今'の影響で香港では韓国料理に高い人気

このごろ香港に勤める外交官達が必ず知っていなければならないことがある。それこそが、‘大長今料理’を どこで食べることができるのかに対する返事を予め準備しておかなければならないのだ。香港で韓国ドラマ 大長今が大旋風を巻き起こしており、気分が良い。

−中国大陸でも韓流ブームがすごいと聞いた。それと同時に韓流に対する警戒心も出ているというが、 韓流に対する現況と展望は。

▲呉瀋陽総領事:遼寧省のテレビのうち 7〜8つで私たちの連続ドラマが紹介されており、中国中央 TVが韓国ドラマに対する独占権を行使、供給を制限したことに対して不満が出るほどに韓国連続ドラマ に対するマニア層が増えている。
特に中国に進出している韓国企業の場合、韓国の音楽を流してくれる放送を運営するとか韓国の ゴールデンベルと類似した放送プログラムを進行するなど‘韓流’を長続きさせるために様々な努力をしている。 韓流が自由な考えに由来したものであるため、まだ社会主義中国社会で競争力を持っているのは事実だが、 中国は政府の統制可否によって韓国文化を接することができる通路を遮ることができる点を忘れてはならない。 何よりも韓中関係を緊密にすることが韓流を維持させることができる道だと思う。

▲金香港副総領事:先日、香港の言論に“韓流は中国人の恥辱”というかなり刺激的な記事が 載せられた事がある。それだけ韓流に対して警戒心が高まっているという反証でもある。したがっ て韓国がさらに攻勢的な広報活動を広げるようになれば、むしろ逆作用をもたらす公算が大きい。 中国は公演許可の取得が難しく、ドラマの放映もクオーター式で行われている。それにこのごろは 韓国のアルバムなどに対する不法複製問題も台頭している。韓中外交を通じてこれを円満に解決し て行かなければならないだろう。

政府の思い通りに韓流遮断可能…一方的文化交流ではダメ

しかし何よりも、文化交流は一方的にしてはならない。韓国でも中国文化を紹介する配慮がなければならない。 香港では既に大衆文化の紹介次元を越えて学問的なスタディが行われている。韓流に対する体系化と緻密な 戦略によるアップグレードが必要な時だ。

−中国との経済協力についての展望は。

▲辛青島総領事:山東省との去年の貿易額は96億4000万ドルで、韓国は山東省の最大の 貿易パートナーだ。これほどに韓国の比重が大きくなって見ると、去年は韓国週間まで設けられ るほどだった。対中投資は当初は中小企業中心だつたが、今は携帯電話、造船分野など大企業の 投資もますます増えており、中国の期待も高く、それだけ協力関係もよく成り立っている。
しかし中国の海外直接投資を地域別によく見れば、香港、マカオに引き続き韓国が3位だ。投資の 対象がすなわち投資誘致対象という事実を見逃してはならない。
先日、青島の飾り用キャンドルの会社が釜山に1000万ドルを投資した。その理由はメードインコリアの ブランドを通じて付加価置を高めようとする戦略で、釜山港の優秀な物流システムを利用しようとするものだった。
既に我が国も中国に市場調査団のみを派遣するだけではなく、投資誘致団も一緒に動き、 韓国で進められる開発事業を紹介して投資可能な品目などを提示してあげることも非常に必要だ。

▲呉瀋陽総領事:まだ南北間の核問題などによって南北関係の改善が大きく進展していると はいえないが、北朝鮮を経由すれば瀋陽まで6時間もあれば到着が可能であるほど近い距離だ。 予め進出して未来に備えることも必要だ。
ただ中国投資と関連して“20回行って見てからにしなさい”と言う言葉がある。それほど中国の 投資が甘くないというのだ。投資する前に必ず言語問題、法と制度的な部分での綿密な検討がな されなければならないだろう。特に領事館などをよく訪問し、こちらに対する十分な情報を確保することは基本だ。

▲金香港副総領事:中国との経済統合が加速化して、中国の最高先端技術地区として浮上 している珠江デルタ地域に製造工場が移動している。 世界の主要な多国籍企業は中国と香港間の経済統合過程に注目しながら、香港を通じる対 中国投資が他の地域を通じる投資より投資成功率が高いと認めている。私たちの企業も予め準備をしなければならない。

進行及び整理:チェ・ガン
写真: チャン・ミョンソプ   

(国政ブリーフィング 2005年4月4日)
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