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[文化] 韓国にも北朝鮮にも全く傾かない中国朝鮮語の規範化

中国朝鮮語の規範化は、中国という特定された環境で韓国や北朝鮮とは異なる中国の実情に相応しい形で進められている。

韓国や北朝鮮は自国だけの実情に相応しく規範化すれば良いが、中国朝鮮語の規範化は韓国・ 北朝鮮・中国全ての実情を考慮しながら進められる。

言い換えれば、中国朝鮮語の規範化は、標準化,国際化を中国の実情に原則として即しつつも韓国 や北朝鮮のどちらの規範原則にも全く傾かない情況で規範化作業を進めるのだ。

中国朝鮮語の規範化は次のような原則で進行している。

韓国や北朝鮮がいずれも共通に書く言葉をそのまま受け入れて使う。例を挙げると漢語の“議価”は 韓国や北朝鮮がいずれも共通に使う“協定価格”にあたるので“協商価格”と表記する。

同じ言葉であっても韓国や北朝鮮が異なる使い方をするものは、中国の実情に相応しく選んで使うか、 しばらく複数形態を取る。例えば、“倒計時”に対応する言葉で北朝鮮では“秒読み”といい、韓国では“ 秒読み”、 “カウントダウン”と言うので、“秒読み”、 “カウントダウン”と表記する。

漢語に対応する言葉が韓国や北朝鮮のどちらか一方にだけ使われる場合、原則的に存在する方を受け 入れて使い、両国ともにない場合、中国の実情に相応しく処理する。例えば“博士后”に対応する言葉を韓 国では“ポストドクター”というが、北朝鮮にはないので韓国のものを受け入れて“ポスドクター”と表記する。 そして漢語の“下崗”に対応する言葉は北朝鮮にはなく、韓国で“整理解雇”と言うが、中国の実情に照らし て“整理失職、整理失業”と表記する。

外来語の使用では、科学発展による外国語、国際通用外来語、中国朝鮮語にない新たにできた外来語を 積極的に受け入れて使う。例すれば“激光唱片(CD)"を“コンパクトディスク(CD)"で、 “罔站”を“ウェッブサイ ト”と表記、WTO(世界貿易機構)、 IT(情報技術)などの言葉を受け入れて使う。

中国で生じた漢語の新語に対して、朝鮮語の単語造成法に合うように作るのを原則としても、作りにくいものは 漢語を受け入れて使う。例えば“小金庫”を“暗帳簿”、 “病退”を“病気退職”といい、朝鮮語の単語造成法に 当たるように規範し、“物業”を“ムルオプ”、 “下海”を“ハヘ”と、漢語をそのまま受け入れて使う。

このように中国朝鮮語の規範化は、韓国と北朝鮮に等しく配慮しながら中国の実情に合わせて朝鮮語の単語 造成法に合うように創造的に進められている。     

(延辺日報 チョン・ビョンソン記者 2005年4月4日)
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