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中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト | Search by Google: | ||||||||||||||
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![]() [社会] 日本での中国朝鮮族の現況 日本での我が朝鮮族の歴史は10年余りを越 えている。 80年代に入り、中国が改革開放政策を実施することによって対外交流が活発になり、 朝鮮族の若者達も地理的に近い日本に留学し始めた。推定によれば現在日本には3万名 の朝鮮族が居住しており、その中で留学生が5,000人を超えたと言う。主に東京、大阪地 域を中心に日本全域に分布しており、一部は日本国籍、永住権を取得して現地社会に 徐々に定着し始めた。このような状況を広く知らせ、相互理解と交流の一助とするべく、 主に東京地域を対象にして朝鮮族の団体及びその現況に対して簡単に紹介したい。 1990年の<延辺大学日本地域学友会>の設立をきっかけにして、日本での朝鮮族団体が徐々に出来始めた。 1995年3月、当時の朝鮮族留学生を中心に東京文京区で在日本中国朝鮮族交流団 体である<天池協会(当時は天池クラブ)>が設立された。天池協会には天池青年会 、天池教育基金、天池ネット、天池後援会などの組職がある。早くから機関紙である<天池人文>を発行した事 があり、現在は主に公式サイト天池ネット(http://www.tianchinet.com)を通じて情報及び交流を進めている。天池サイトは2 002年9月3日、延辺朝鮮族自治州成立50周年を記念して開設され た(現在、成立10周年を目処に修正中)。天池協会の主な活動は、年間の朝鮮族体育大会、 忘年会、ダンスパーティー、就職経験交流会、研究シンポジウムなどの親善交流活動を進行す ること、それ以外に中国朝鮮族少年部と協力して<天池奨学金>を設立、支援している。今まで5年間、 天池奨学金を支援し、現在は朝鮮族サイトであるシムトと協力して<愛の手助け(http://fund.shimto.net)> というホームページを作り、朝鮮族の子供たちに対するサポート活動を続けている。天池協会は今年3月に成立10周年を迎える。 1999年1月に朝鮮族の研究者、大学院生たちが主体になって朝鮮族問題を研究する日 本人、在日コリアンたちが参加する専門研究団体である<中国朝鮮族研究会>が設立され た。 2001年12月に中国朝鮮族研究会は天池協会と共同で第1次在日本 中国朝鮮族国際シンポジウム(テーマ: <21世紀の朝鮮族の発展及び 北東アジア地域交流と発展での役割>)を成功裏に開催した。主な活動には2ヶ月に1回 ずつ朝鮮族問題に関することや朝鮮族研究者たちの発表する研究シンポジウムがある。 今年に入って来て東京地域を中心に朝鮮族企業家の調査研究プロジェクトを独自に進 行している。調べによれば朝鮮族の飲食店30軒余りを含めて100社の企業が東京地域で 運営されていると言う。中国朝鮮族研究会の具体的な事項は研究会のホームページ ( http://tokyo.cool.ne.jp/chugokuchyosenzoku/)を参考にしてほしい。 2000年9月、東京での朝鮮族初の飲食店<千里香>が東京六本木で開業し、 現在はこのような飲食店が30軒余りを越えている。主に上野、新大久保、横浜な どの地域を中心に分布しており、他郷での朝鮮族たちが故郷の味を楽しめると同時に、 もう一つの交流場所としての役目を果たしている。 2001年10月、朝鮮族留学生を中心に<北東アジア青年連合会>が設立され、現在は中国人、 日本人、東南アジア地域出身の留学生など多国籍、多民族の学生たちが参加している。主に 毎週に進行されるサッカー訓練及び競技を通じて、留学生たちの間で有用な情報交換をしている。 2001年11月に日本に本部を置く朝鮮族子供 朝学奨学団体である花つぼみ会(http://www.kcw21.com)が 発足した。現在、延辺地域を中心に中、小学校の30人余りの朝鮮族の子供たちを後援しており、 日本地域でだけでなく中国、アメリカ、韓国などの地域の朝鮮族留学生、会社員、韓国人、日本人 たちが参加する国際的な奨学支援団体に成長した。 2002年3月朝鮮族の専門サッカーチームである<白頭山天池チーム>が発足し、同年9月には日本 地域のコリアンを代表して延辺朝鮮族自治州成立50周年記念サッカー大会に参加した。 2002年か ら東京で行われる留学生サッカー競技で、毎回優勝する強い実力を見せてくれている。この外に延 辺館サッカーチーム、スワット朝鮮族サッカーチームなど非公式の朝鮮族サッカーチームがある。 2002年9月には朝鮮族オンラインコミュニティであるシムト(憩いの場:http://www.shimto.com)、 ナガジャ(出よう:http://www.nagaza.com)、 ヌキム(感じ:http://www.nukim.com )などのサイト が殆ど同じ時期に開設された。この中でシムトはオンラインでだけでなくオフラインの集まりも活発 に開催し、現在までに東京で2回、関西地域で3回の集まりを持った。 2004年2月に朝鮮族散在地域子供後援会である<つつじ村(http://www.jindalle.net)>が大阪地域 を中心に発足し、この団体も日本、韓国、アメリカ、中国などの地域で会員たちが後援に参加している。 2005年に入り、天池協会成立10周年をきっかけに、中国朝鮮族研究会と天池協会はその他の朝鮮 族団体と連合して第2次在日本中国朝鮮族国際シンポジウムを企画している。 以上、個人的に持っている情報を基礎にして東京地域での朝鮮族の現況について私なりに書いて 見た。 2001年、第1回在日本中国朝鮮族国際シンポジウムの時に、東京地域の朝鮮族130人余 り(留学生、就学生、会社員)を対象にしてアンケート調査をした事があった。第2回在日本中国朝 鮮族国際シンポジウムには朝鮮族の企業家に対するアンケート調査を基礎にして相互間のネットワ ーク構築を推進しながら、<朝鮮族商工会>設立を構想していると言う。 本稿はあくまでも個人的な文であり、一団体の立場(入場)を代弁するものでもなく、関連情報も個人 的な制限でよって客観性、全面性が欠けると考えられる。もし違った部分があれば広く理 解して訂正の連絡をいただければ幸いである。ただこのような状況を広く知らせてより多くの方々が関心 を持って、良い建議と知恵を合せて私たちの力を育てたらと願うのみである。そしてここに日本地 域でだけでなく中国、韓国、アメリカなどその他の地域でも朝鮮族関連の活動がより活性化され、 相互間の交流と協力を進め、私たち朝鮮族社会をより元気に、富裕に、そして文明化するように 発展するように推進するのが個人的な一番大きな望みだ。誠意ある建議と指摘を心より期待するところだ。 (延辺通信 ペク・トゥホ寄稿 2005年3月23日)
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