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![]() [社会] ‘自発的出国’政策、在韓朝鮮族の中で大きな‘波紋’ 歓迎と‘半信半疑’反応交錯、不法滞留朝鮮族、不安の中で日々過ごす ▲3月17日開催された中国同胞懸案公開討論会に参加した中国同胞たちが討論者たち の発表を注意深く聞いている。 3月15日、韓国法務部が‘合法滞留者状態で3月21日から8月31日の間に自発的に出国する中 国朝鮮族と旧ソ連国籍の同胞に対し、出国後6ケ月が経てば再入国して就職出来るよう に入国規制措置を緩和した’とのニュースが伝わり、在韓朝鮮族たちの間に大きな ‘波紋’が生じている。最近、韓国滞留中国朝鮮族の中で'自発的出国'という新し い政策が一番重要な話題になっている。 韓国政府はまず‘自発的出国’の新政策の広報に注力している。新しい政策に関連する小 冊子を作り、地下鉄や公共の場所にバラ撤いており、朝鮮族教会などの場所に法務部出入 国管理所職員が出向き、直接新しい政策を説明している。 韓国法務部出国管理所のある関係者によれば、3月18日と19日の二日間に自発的に出国した中 国朝鮮族が、一日当たり80〜150人に達するという。 ‘自発的出国’の新政策が実施される21 日からは自発的に出国する中国朝鮮族が一日に300人余りと大幅に増えた。 在韓中国朝鮮族の間で韓国政府の‘自発的出国’新政策に対する反応は一 言でいえば、歓迎と‘半信半疑’が交錯している。 韓国政府は‘自発的出国’新政策を出した一方、不法滞留者に対する取り締まり を大々的に強化している。現在、不法滞留者を取り締まるため‘断続’的検問を進めている。 不法滞留の中国朝鮮族が集中している建設現場や食堂が集中取り締 まり対象になっている。このような取り締まりの中で、不法滞留中国朝鮮族は不安の中 で一日一日を送っている。 雇用許可制政策は不法滞留中国朝鮮族に大きな‘圧力’を加えている。韓 国経済は今年に入り、多少の回復傾向を見せているが、完全に回復した状態ではなく、 また事業主が処罰を恐れて不法滞留者の採用 を回避するようになっているため、働き口を求めることは不法滞留者たちには‘夢のまた夢’になっている。 働き口がなく、数ヶ月ずつあるいは去年の秋夕から今まで働き口を求めることができずに虚しく 日々を過ごしながら集めておいたお金を取り崩しながら生活している人も少なくない。働き口 がないので飲酒が増え、また自然にマージャンなどの賭博にふけるようになり、一日に30万〜40万 ウォンずつなくなるという。賭け事の後には酒にふけり、結局はお金は底を尽き、健康も損なうという現象が繰り返される。 こんな渦中にスタートした‘自発的出国’新政策に対する在韓中国朝鮮族の反応は多様だ。 2003年に合法化された不法滞留者たちは一応‘自発的出国’新政策を歓迎する姿勢 だ。この部類に属する朝鮮族の中で出国を決心した、もしくは出国する意向を持っている 人々の比重が多くなっている。 一部の人たちは“出国する場合には一日も早く急いだ方が有益だ.”と言う。その理由は ‘鞭打たれる時は最初に打たれよ’ということで、早く出国した。 6ケ月の後、早く再入国す る方が得だという判断だ。彼らの共通した認識は、韓国政府の中国朝鮮族僑胞関連政策が ‘一貫性’がないので、すぐに政策が変わることもあり得るから、一日も早く出国して一日でも 早く再入国するのが得策だというのである。 韓国内の一部の不法滞留中国朝鮮族は‘自発的出国’新政策に‘半信半疑’であり、 自発的出国を拒否している。彼らは自分の不法滞留者身分が心配で、韓国政府の中国 海外同胞関連政策に‘気まぐれ’が多く、‘一貫性がない’ことを理由に自発的出国を拒否している。 ある団体が韓国滞留の中国朝鮮族を相手に進めたアンケート調査では、10%k朝鮮族が 自発的出国を拒否したものと集計された。こんな不法滞留者分類に属する 人々は、自分が不法滞留者であるだけに、もし出国したら再入国が許されないかも知れないという点 を強調し、逮捕されるまでは出国しないと‘決心’したものといわれる。 たとえ‘不法滞留者でも3月21日から8月31日の間に自発的に出国すれば、出国の後1年 が経てば再入国することができるし、反則金も免除する’というが、不法滞留 者たちは韓国政府の中国朝鮮族関連政策が‘一貫性がない’と考えているため、今回の‘自発的 出国’新政策が、1年後にどう変化するか、予想できないと‘半信 半疑’の姿勢を見せている。 韓国政府が不法滞留者取締りを強化すると、韓国国籍取得を希望する老人が増え ている。親が韓国国籍を取得することで子らの韓国内合法滞留と入国に役 立つという判断で、体が自由に動かない老人たちまでも他人の助けを借りて 韓国国籍を取得するようになった。 韓国国籍取得を希望する目撃者である朴さんによれば、3月10日木洞ソウル出入国事務所 には中国朝鮮族1000人余りが集まり、確認した結果、その中には挙動が 不便な老人だけでも16名で、その翌日には20人余りに増えたという。 3月14日一日だけでも楊平区役所出入国事務所と仁川出入国事務所にも韓 国国籍取得を希望する中国朝鮮族が何百名かずつ集まっているという。やはりこの日 ソウル光化門中国大使館には、旅券が満期を迎え、これを延ばそうとする人がおよそ 300人余りに達したという目撃者が当時の状況を伝えて来た。 現在、韓国内の不法滞留朝鮮族は韓国政府の不法滞留者取締まり強化で、不安の中で 一日一日を過ごしている。 彼らは中国にいる家族がこんな難しい状況を推し量り理解してくれるように 願い、また自分らが苦労して稼いだお金を大切に有益に活用してくれることを希望した。 黒龍江省佳木斯市出身の金さんは、中国にいる家族が韓国に出ている自分ら の苦労も推し量って自分らにすべての希望をかけるだけでなく、‘自力更正’精神を発揮して 中国でできる仕事を探して生活消費を少しでも解決するの が望ましいと‘忠告’した。 (黒龍江新聞 リ・スボン記者 2005年3月22日)
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