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[社会] 鄭永彩・成宝グループ会長



“私は統一された子孫のために北朝鮮にリンゴを植えようと思います。”

北朝鮮と大同江成宝ホテル(デパート)建設契約を結んだ延辺成宝国際商務ビル有限公司(成宝グループ) 鄭永彩(72歳、写真)会長は“南北が発展しようとすれば大陸に出なければならないし、 平壌はその前哨基地と見なければならない”と語った。

鄭会長にとって、中国の朝鮮族と北朝鮮は韓国とまったく同じ一家族だ。鄭会長は延 辺大成宝研究生奨学金を作り、毎年30人の朝鮮族の修士博士たちに5万元を支援して、 朝鮮族と韓国の間の交流に力を加えた。何回も北朝鮮に救護物品などを支援して、去る1月、 朝鮮海外同胞援護委員会から感謝状を受けた。

鄭会長は“成宝デパートで働く朝鮮族の商人の80%は北朝鮮に知り合いを持っている”とし 、“対北朝鮮投資は北朝鮮だけではなく朝鮮族社会、そして統一以後の南北韓の子孫のためにも切実だ”と強調した。

しかし北朝鮮投資の動機は、彼らが私たちの‘血筋’だというだけではない。彼は“遠く眺めれ ば朝鮮族や北朝鮮、韓国、そして中国も皆重要な事業パートナー”と強調した。鄭会長が韓国 人として初めて平壌で韓国商品デパートの建設契約を導き出したのは、この10年の間延吉に 持ちこんだ功績によるところが大きかった。

30年余りの間、ソウル新林洞で衣類製造業を経営した彼が、延辺に第一歩を踏み出した1990年代 初めまでですら、韓国人に対する認識は良くなかった。.しかし朝鮮族に対する彼の格別の愛情は 現地人たちに信頼を与えるのに十分だった。朝鮮族はもちろん中国政府が警戒心を崩し、1997年 には彼を栄誉市民に表彰した。

それから10年余り、一日平均顧客数が7000人余り、年間売上が1000億元に達するまで400軒余り の商店で構成された成宝デパートは、中国最大規模の韓国商品デパートで、ちょうどこれから北朝鮮 へ進出する足がかりを固めたところである。中国が計画経済から市場経済に移って行く過程を見守っ た鄭会長は、北朝鮮も早い速度で変わっていると述べた。

デパート契約締結以後、着工時期は南北間政治状況のため確言できないが、平壌に韓国商品専用 デパートとホテルを建てるという彼の計画は揺るぎない。鄭会長は“大韓民国国旗を平壌にさすこと はできなくても、南北間対話の広場を開く小さな空間になる”と言った。   

(国民日報 ソ・チヒョン記者 2005年3月22日)
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