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[経済] 中国泥炭、日本市場輸出の大手

延辺園芸材料有限公司 高元哲社長(44歳)

中国から日本に輸出する泥炭市場の15%以上を占め、1位を確保している。水気がとても 多く、空気が不足な状態で各種の草本植物と少数の木本植物の残骸物が充分に分解され ないまま、長い間沈積されると、相当に厚い有機質の層が形成される。これがまさに泥炭で ある。泥炭は純天然植物性有機質であり、土地改良、農作物栽培、花卉栽培や芝生の下敷 きなど、多様に使われている。現在延辺には2億立米のおびただしい地下泥炭資源が埋蔵されている。

長春工業大学の高分子学科を卒業した高元哲社長は、日本の九州大学で1年 半の間招聘研究員として滞在し、泥炭を深く研究し始め、当時脚光を浴びていた日本の泥炭 市場についても多くの理解をするようになった。これが土台になり、泥炭事業に興味を抱いて帰 国し、延吉で事業を始めた。

当初めは順調ではなかった。まず敦化市の後進農村に1万平米の泥炭地を確保した。 職員も現地農民を採用した。しかし農民たちを教育するのがとても大変だった。彼らに正規 教育をさせるのに続けて3年かかるほどだった。現在、村の104世帯が皆この工場に勤め、村長 が副理事長兼副総経理部を引き受けている。

資金問題を解決 するのも簡単ではなかった。登録資金100万元で始めたが、とんでもなかった。泥炭で始 めたが幾年間は収入が全然なかった。そして日本への留学研究生派遣などの収入を工場に投入し、後 には木材、松茸、豆、緑豆など、延辺特産品を日本に輸出してその収入を企業に投資するという方法で会 社をずっと運営して来た。これ以外に不動産市場にも参加し、得た収益金を皆製造業に投資している。高 社長は今も製造業自体がとても大変であり、このようなことは政府次元で多くの支援をしなければならない と申し立てている。 次に大変だったのが日本市場開拓だった。 1993年初、日本への輸出を始めたが、2〜3年は市場開拓の ために無料で提供した。本人の研究製品販売において、中間段階をなくすのが原価を下げる一番良い方 法だった。日本へ輸出してから3年目、高社長の輸出した泥炭がついに日本顧客から認められた。現在、日 本に輸出する中国の泥炭企業6社の中で、高社長の製品が15%以上でトップを占めている。こうして高社長 は科学技術者から企業家に変身することに成功した。

1993年11月、登録資本金100万元であった会社が、現在は資産が1000万元、敦化市に1万平米の工場を 確保し、職員が160人余りに達する。 2002年から毎年売上高が1000万元に達している。

会社創業から12年間、工場素材村で600万元の利益を生み出し、 8年前から延辺希望奨学会を通じて生 活が苦しい学生たちに毎年一定額の奨学金を支給している。

12年間の創業ノウハウについて、高社長は泥炭の品質と技術力の保障が一番大きなカギだと主張する。 またますます熾烈になる国際市場に向けて、現在、日本市場の独占販売圏を解いて直販売を計画して いる。また今後、機会があれば韓国市場も開拓する計画だ。           

(黒龍江新聞 イ・ミオク、バン・ヨンマン記者 2005年3月18日)
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