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[経済] 朝鮮族農民、消費者権益保護意識の高揚が必要

黒龍江省消費者協会の統計によると、2004年、全省消費者申告事例が1万1686件、消費者経済損失補償額 が1163.5万元に達する。ところでこのなかで朝鮮族の占める比例は統計数値が明らかでなく不明だが、 朝鮮族、特に朝鮮族農民たちの消費者権益保護意識がまだ非常に貧弱である点については彼ら自らが理解している状況だ。

尚志市 河東郷で飲食店を構えて2代目になる金さんは、毎日野菜、肉、調味料などの品物を何百元分 か仕こまなければならず、斤数が足りないとか、低質品を掴まされたなどの気分を害する仕打ちにあう ことがしばしばある。しかしいざこざを好まない彼女は、これを耐え忍び、騙されていると判っていても そのままやり過ごしてしまう時が多かったという。仕事が忙しくてそうすることもあるが、いくらにも ならないお金のために車代を使ったりしても仕方がないからという理由からだった。

阿城市 亜溝鎮 新光村の南さんは、去年一大決心をしてハルピンに出て大型商店であるソンレスーパーで 430元払って純羊毛内衣を一着買い、クレジットカードを使って満足して家に帰った。ところがその服が商店 で聞いたのとは違い、最初から袖が縮んで何度も着ないうちに毛糸がケバ立ちってしまった。今すぐ押しかけ て損害賠償してもらいたかったが、買ってすぐに発見したわけでもなく、何度か着てもみたものなので、易しく 解決出来る事ではないと思い、ついお金を払って教訓を得たのだと思うことにして泣き寝入りしてしまった。

五常市内のアパート住宅に暮す金老人は、既に3年間、サッシ窓の向こうのゴミ捨て場と隣り合わせで過ごしているが、 この日この時まで衛生費は一銭も滞りなく支払い、ただ一人で不平をもらすだけ。消費者協会を尋ねて問題を解決する ことは思ってみたこともなかった。中国語もよく判らない老人が当てもなくそんな所を尋ねられるかと思ったからだ。

このように品物を騙されて買わされ、事故費用を自己負担するなど、消費者権益を侵犯されることが朝鮮族農民たち には多いが、是非を正して自分の合法的な権益を守ろうとする人は極めて珍しい。

阿城市消費者協会で調べたところによれば、近年に消費者権益侵害事件で尋ねた朝鮮族はまだ一人もいない。 阿城市工商局の朝鮮族事業担当であるキム・フンスは朝鮮族が自分の合法的な権益を積極的に守れないのは、 中国語が弱い上に意志が弱く、自信感を失っているなどの客観原因もあるが、もっと重要なことは消費者権益 保護意識が欠乏しているからだと指摘しており、こんな局面を一日も早く直すための意識的な努力が必要だと強調した。  

(黒龍江新聞 コ・ボムリョン記者 2005年3月15日)
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