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［教育］　中国教科書、韓国古代史を消す 古朝鮮・高句麗を削除、渤海は唐の地方政府に 中国が中学校の新しい歴史教科書で古朝鮮と高句麗に対する記述を全面的に削除、 渤海を唐の地方政府として記述するなど韓国の古代史を自国史に編入させて衝撃を与えている。 日本の歴史教科書がさらに右傾化した内容に歪曲されている状況で、中国も東北工程と共に このような動きを見せており、政府次元の対応が切実であると指摘されている。 韓国学中央研究員(旧・韓国情神文化研究院)は6日、教育部の依頼を受け、現在使われている 中国の中学及び高校の歴史教科書38冊を分析した結果、今年の1学期(9月)から義務的に使う ようになる中学校用実験本教科書18冊で、このような問題点が発見されたと明らかにした。 研究員はこのような内容を記した440ページの‘中国歴史教科書韓国関連内容分析’報告書を去る1月教育部に提出した。 問題になった教科書は、中国の学生が韓国の古代国家の存在を殆ど認識することができないように 構成されていて、歴史教科書をめぐる中韓の外交摩擦が不可欠の状況だ。 実験本教科書は、中国が新しい教育課程を取り入れた2001年から既存教科書を全面改編して 編纂されたもので、去る4年間、第一線の学校で実際に授業に活用、‘実験期間’を経て来る1 学期から正本教科書として配布される。教科書分析に参加した成均館大・東アジアアカデミー、 キム・ジフン教授は、“現在最後の修正作業が進行しているが、誤字脱字や紙面配置を直す位で、 韓国関連の内容が変わる可能性は希薄だ”と説明した。 研究員の報告書によると、中学校実験本歴史教科書18冊の中で、韓国の最初の国家である 古朝鮮に言及された本は一つもなかった。北京師範大学出版社が発行した教科書に韓半島 北部を‘朝鮮’と表記した地図が1つ掲載されただけだ. 高句麗関連の内容も、教科書18冊の本文には一行も収録されなかった。一部の教科書地図 にだけ高句麗を‘高麗’で表記して掲載している。人民教育出版社は教師用の指導書に隋と 高句麗の三回の戦争を説明しながら、学生たちが見る教科書には高句麗関連の記述を全くしなかった。 しかし渤海については、すべての教科書が‘靺鞨族が立てた国で、その首領を唐の玄宗が 都督にして渤海軍王に冊封した’と唐の地方政府であることを強調し、新羅と唐の友好関係の 説明にも多くの分量を割いた。教科書分析の研究責任者である研究員チョン・ヨンスン教授は、 “今や実験本が一つ二つ出始めた高校の歴史教科書も中学校の教科書のような基調に 改編される可能性が高い”と憂慮した。 （国民日報　カン・ジュハ記者　２００５年３月６日） Copyright(C) 朝鮮族ネット