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[文化] 成耆兆とはどんな人物か


▲成耆兆博士(左)

延吉の中国朝鮮族文人たちの中には韓国の著名な作家・成耆兆(ソン・キチョ 70歳)博士を知らない人 はほとんどいないと言っても過言ではない。

成耆兆会長は1995年から1999年まで、延吉で毎年一度ずつ中韓文学シンポジウムを主催、 後援し、1999年7月から3年間、延辺大学客員教授として中国朝鮮族文学の新人養成に力をつくして来た、 延辺の文人たちと広い付き合いを持った人だ。しかし記者は成博士と面会する機会がなく、 長い間話だけ聞いていただけで、直接取材をすることができなかった。今度北京で開催した第1回 中朝随筆文学シンポジウムで成耆兆博士に初めてお会いした。古稀の量感を見せる風采にふさわしい 一挙手一投足はどこか大儒者のような印象が溢れていた。ハルピンから来たという私の言葉を聞いて、 「まだハルピンを訪問したことがないので誠に残念だ。今度北京で文学行事を開いたようにハルピン でも文学行事を持つ機会があるだろう」と言い、余裕たっぷりに笑ってくれた。

成博士は後学たちに“深く考えて正心を持って、まめに練磨して徳を積むと民族文化を発展させることが できる”と教えた。成博士はこんな初志を生涯一貫して何度も政界に出るようにと勧誘されたが、 これを拒絶し、人生の根本をひたすら韓国文学の発展に置いて来た。檀国大の文学博士過程を踏んだ 成博士は、韓国文学の健全な発展のために筆禍に逢着した金芝河、文益煥、高銀など多くの文人たち を守るために政府に建議して説明して来た人だ。彼は韓国文学を韓国在外邦人に広く宣伝し、 また韓国在外邦人たちの文学発展の一環で2001年に国際ペンクラブ韓国本部会長に当選、翌2002年 に韓国在外邦人文学作品公募及び褒賞を韓国在外邦人財団と共同主催して来た。彼はこの文学行事を通じ、 出来る限り多くの韓国在外邦人文人たちを国際ペンクラブ韓国本部会員として受け付け、母国との活発な 文化交流が出来るように協力したいと述べた。

成耆兆会長は、中国延辺大学に客員教授としている期間、中国朝鮮族の文人たちと数多く交流し、 現場で中国朝鮮族文人たちの作品について一定の研究を出来ることは良い機会だったと言った。 彼は中国朝鮮族の文人たちが商業性が潮のように文壇を奇襲する現実の中、周辺の誘惑に惹かれずに 真剣な文学精神を守っている事実に大きな感動を受けたと印象を語った。経済的にかなり貧困な 状態に直面しているが、厳粛な文学の位置を守り、全力投球で創作するその姿勢こそが人を感動させるのであり、 それゆえ必ずや中国の同胞作家たちのために何か実質的な事業を出帆させたいという意向で、韓中文学 シンポジウムなどの文学行事を組織して来たと述べた。彼は今後、中国朝鮮族の文人たちに対する 声援をさらに幅広く多様な方面で推進するつもりであり、一定の文学の成果を挙げた中国朝鮮族の 文人たちの中から自薦を前提として国際ペンクラブ韓国本部会員として受け付けようと思うと抱負を述べた。

成耆兆博士は中国延辺大学客員教授でいる期間、中国朝鮮族の詩文学に対する深い研究をしており、 自分の一家見を‘中国海外同胞詩文学研究’、‘中国海外同胞の詩に関して’という論文で発表したりした。

(黒龍江新聞 リム・ククウン記者 2005年3月5日)
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