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[文化] 延辺サッカーチーム、資金難で震撼


▲韓国で集中訓練に励む延辺チーム(藍色+白が延辺チーム) (資料写真)

3月5日、初の競技を目前に今まで資金の目処立たず

2000年度に延辺サッカーチーム(元 吉林敖東サッカーチーム)が、7年という甲級チームでの活躍を終えて 乙級チームに転落するという不運に見舞われた。その後4年という苦節を経て、昨年11月に遂に甲級チームに 復帰という望みを果たした。しかしこれに続く問題が、また資金難だ。

関係部門で調べたところによれば、甲級サッカーチームの正常な運営を続けるには、最低でも1500万元 という資金が確保されなければならないが、現在までこの資金確保が難しくなった。甲級サッカーチーム に1500万元の資金があれば、選手の遠征、ホームグラウンドの競技、外国籍選手の誘致、訓練保障、 合宿等々の問題がどんどん解決するというのが関係者たちの説明だ。

中国の甲級チームは、3人の外人選手を受け入れることができる。しかし延辺サッカークラブでは資金の 目処が立たないため、外人選手の本格的な受け入れに意欲的になれなかった状態だ。

海南訓練で4人の外人選手が訓練に参加したが、なかでも一人はサッカーファンたちがよく知っている 元吉林敖東サッカーチームのゾラ(黒人)選手で、その他3人は韓国の大学生サッカー選手だ。海南訓練 で観察したところによれば、ゾラは年が35歳ではあり、実力も一時期より随分落ちたが、経験とプロ精神が 突出しているので、チームで活躍することに決定した。しかし関係者によれば、外国籍選手たちの一ヶ月 の給料は最低でも1万ドルで、その他にまた奨励金など各種の費用を考慮しなければならない。

今年2月初に延辺サッカークラブでは、韓国に向かって出発、主要な目的は資金の誘致、その後に続いて 延辺サッカーチームも韓国に向かって出発し、訓練を兼ねて何度かの試合もした。韓国滞留期間中、 韓国側で滞留費用を負担することにし、今回の機会に‘スポンサー(冠名権)’を決めることとしたが、 まだ最終案は出ていない。

延吉サッカーファン協会のコ・ウォンチョル副会長は、既に新正月以前に問題の深刻さが分かり、延辺 サッカーチームが現在直面する厳しい資金難と資金誘致などの問題について、社会的な広報がされ なければならないと重ねて強調した。

しかしいまだに延辺のほとんどのサッカーファンたちは、こうした事実を知らない。一部では情報が あまりにも閉鎖されているという不平の声が出ている。延辺サッカーチームは、今では好むと好まざるとに 関わらず経済の重荷を背負ったまま、3月5日から初の遠征競技を行わなければならない。 こんな経済的な問題は、必ず政府などの関係部門で至急に処理しなければならないとサッカーファンに訴えている。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2005年3月1日)
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