xxxxxxx
朝鮮族通信 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[文化] 詩人・尹東柱、他界60周忌記念行事開かれる

雑誌「中学生」編集部、延辺朝鮮族文化発展推進会



ここは延辺が生んだ我が民族の傑出した詩人・尹東柱の墓所。立ちこめるように降りしきる雪の中に人々 がしんみりと頭を垂れて黙祷をあげている。

16日、尹東柱の他界60周忌を迎え、延辺人民出版社“中学生”雑誌編集部と延辺 朝鮮族文化発展推進会が共同主催した尹東柱の墓所であった。 1917年12月30日、龍井市明東村で 生まれた尹東柱は、その後、明東小学校、明東近郊の中国人小学校、恩眞中学校、 平壌崇実中学校、龍井光明中学校、延世大学校の前身である延禧専門学校文科、日本の立教大学文学部英文科、 日本・同志社大学英文科を転々として学問の道を歩んだ。彼はかつてガリ版文芸紙を作り、 童謡と童詩などを発表、中学時代には文学に対する熱情が高まり、多くの時を書き、 校内学友誌に詩を発表したりした。不朽の序詩“死ぬ日まで一点の恥もなく”は彼が延禧専門学校を終える時、 彼の手には卒業状と一緒に合計19数の詩を綴った“空と風と星と詩”という題目の筆写本詩集が携えられていた。

尹東柱は同志社大学に通っていた時、当時、京都帝大史学科に在学中だった彼の一生の 友であると同時に延禧専門学校での同期同窓で従兄弟でもある宋夢奎(ソン・モンキュ)と共に、 “朝鮮独立分子”の疑いで警察に逮捕され、裁判を受けて福岡刑務所で獄中生活を送っている途中、 29歳の短い生涯を終えた。今世界の多くの国々で尹東柱を称える集まりが連繋し、彼の詩は中国語、 日本語、プランス語、英語などの言語に翻訳され、世界中に伝わっている。

延辺朝鮮族文化発展促進会・趙成日会長は追悼辞で、私たちは尹東柱の故郷に 住む誇りを持った人々として、直接尹東柱の墓所を尋ね、尹東柱を追慕する集いを 持つことができる栄光を持ったとして、“尹東柱は一点の恥もない人生を願った我が民族の著名な詩人だ。 苛酷だったその時代に、純粋で清らかな魂により時代を浄化した彼の精神は、今日の拝金時代、 市場経済時代を生き多方面の垢に染まってゆく私たちの心と魂を清らかにして、正しい人生を 過ごすように導く上で大きな影響を与えるだろう”と述べた。

延辺人民出版社“中学生”雑誌編集部の主筆で中国朝鮮族中学生尹東柱文学賞運営委員会主任 であるホ・チュンヒ氏が尹東柱の生涯を回想した。彼は尹東柱が延辺に知られ始めたのは、 前世紀80年代中葉からだとして、尹東柱が生まれ愛したこの地で、尹東柱はますます多くの 人々の愛情を受けていると述べた。

この日の追慕の集まりには延辺人民出版社“中学生”雑誌、編集部編集担当たちと 延辺朝鮮族文化発展推進会関連の人々、そして中国朝鮮族中学生“尹東柱文学賞” 第4回, 5回の受賞者たちであるリ・ヘジョン、クォン・ヨンリョン、リ・ナ、チョ・クムヒらの学生など10人余りが参加した。 この日、追悼行事の参加者たちは尹東柱を称える“尹思慕”を結成することで合意した。

(延辺日報 キム・インソン記者 2005年2月18日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット