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[社会] 故郷が懐かしくてもお金がなくて…旧正月に帰郷もできぬ朝鮮族ホームレス

"韓国に出ている朝鮮族の人々は皆、生き別れした離散家族のようです。 今の時期は家族への思いが募り、切実になりますね。"

6日午後、ソウル市九老洞の朝鮮族教会は、週間礼拝を見に来た 朝鮮族の同胞たちで足の踏み場もないほどの混雑だった。しかし 家族に対する痛切な懐かしさのためか、礼拝の雰囲気は沈んでいた。 4年前、吉林省から来たというチェさん(38)は、「旧正月は中国でも一番大きな節日だから、 地方にいる家族たちが皆集まって楽しく過ごす」「この頃は故郷のことが気になって仕事にならない」という。

民族最大の節日である旧正月を迎えたが、故郷へ行きたくても行けない人が少なくない。 家族の生計のために韓国で働いている朝鮮族同胞や、貧しいために通りに出たホームレス、 人のために連休を返上した人々だ。.

特に故郷にいる家族たちの期待を受けて韓国にやって来て、どんな嫌な仕事も厭わない 朝鮮族同胞の場合、旧正月や秋夕などの大きな節日の時には家族への思いがひとしおになる。 延辺出身の金さん(35)は3年前、ご主人と一緒に韓国に来て、食堂での仕事をしてお金を溜めているが、 この頃は家族たちへの思いに一日にも何回も帰国したいという衝動を感じるという。 金さんは「故郷に両親と息子・娘が住んでいるので、今朝安否の電話をした」 「いつ帰るのと聞く息子の声に涙が溢れました」と嘆いた。

ソウル朝鮮族教会の関係者は、「韓国に来ている中国同胞たちは、家族の生計を担っている場合が大部分」として、 「彼らは韓国に来た時に使った費用と家族への生活費仕送りのため、 幾年経っても一度も帰国することができずにいる」と語った。朝鮮族教会は、 来る10日、建国大 新千年記念館で人気歌手などを招待して「2005年 中国同胞のための 正月大フェスティバル行事」を開く計画だ。

路頭を転々とするホームレスにも正月は来るが、故郷や家族に会うことはできない。 ソウル駅の3階で会ったカンさん(42)は、「大邱に父と兄弟たちが住んでいるが、 どの面下げて故郷に帰れるのか」「亡くなった母に 祭祀を上げることすら出来ず、とても申し訳ない限り」と、長くため息をついた。

ソウル駅のホームレスたちは、むしろ帰省客の整理に追われて神経が高ぶって いる鉄道公安や隣近デパートのガードマンたちとの衝突が増えている。一部は 贈り物を抱えた帰郷客たちを羨ましいそうに眺め、目を離すことができない様子だった。 ソウル市は63ヶ所のホームレス施設で生活する人々2298人のために、 1人当り1万ウォンずつ、旧正月の生活費を支援した。ソウル松林洞のゲストハウスでも、 旧正月当日である9日、50人余りのホームレスが集まってトックと果物を分けて食べる行事を計画中だ。

(国民日報 キム・ミンホ記者 2005年2月6日)
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