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[特集] 対北朝鮮 投資貿易の機会が見える (2)

市場編

中国の企業家達が北朝鮮に投資して、商売にかかわる政策法規以外に必ず知りたがることは、 北朝鮮市場についての状況だ。 北朝鮮では一般市民の購買市場は主にスーパーと商店である。 スーパーとは言っても、その実、80年代の中国で流行した自由市場の規模程度のものである。 スーパーの売台経営者は大部分が当地の個体戸(個人営業者)だ。表向き北朝鮮では個人の会社企業経営が禁止さ れているが、個体経済は認める状況にあり、個体戸達は北朝鮮国有の輸出入会社で卸し て来た中国・韓国・日本などの商品を掛け合う形式で自由市場に売っている。 北朝鮮の統一大街スーパーを例にとれば、年間 10万名がスーパーに出入りしているのに、 一人当り販売額は 3〜4ドルにしかならず、市場経営人である個体号たちは 2000人余りになる。 統一大街スーパーでは白米、なまこ、靴、手袋、建築材料、家電製品など住民たちの 衣食住関連の商品が売台に陳列され、売れている。売り台の前には商品購入者達の忙しそうな姿が見られる。 午前10時のピークには、市場全体がお客でぎっしり埋め尽くされる。 平壌市民の日常商品の購買は主にこのようなスーパーで行われる。平壌には統一大街スーパーのような市場が 20〜30ヶ所に分布している。

上記のスーパー以外に、北朝鮮にはもう一つの類型の購買市場がある。それがまさに国有大型商店街で、 平壌第一百貨が代表的なものである。 調べによると、このような国有大型商店街は実質的に中国で20年前から広まっている国有カウンター式商店である。 スーパーに比べると国有大型商店街は何ともお寒い限りである。名の知られた平壌第一百貨商店ですら、商品の種類、 お客の数、賑わいの程度がスーパーとは比べ物にならない。

北朝鮮では人民元の交換がとても便利であるが、軽工業品はひどく不足している。北朝鮮官公署で 公布したレートによれば、人民元1元につき北朝鮮ウォンが20ウォンとなっているが、外貨不足によりこ のような官公署レートは、実質的には「価値だけはあるが、市場がない」も同然である。 人民元は市場で1:200のレートで容易に換えることが出来る。平壌の一般職員の月給は3000-4000 ウォン前後である。実際の市場レートで計算すれば、平壌の普通の市民の月給は人民元20元を越えないことになる。

物価水準は家電製品など少数の商品を除き、大多数の北朝鮮商品の価格は中国国内とさほど差はない。 北朝鮮で住民の生活と関連する軽工業商品は、全体的に不足しているが、せっけん、 歯磨きなどの塑像品から大きな家電製品に至るまで大多数の商品は中国を主とする国からの輸入に頼っている。 平壌で少数の家庭を除き、大多数の平壌住民は肉類製品を毎日は買うことが出来ず、 政府から安い価格で配給してくれる一人当たり700グラムの食糧では、各個人の需要を満足させることが出来ない。

(黒龍江新聞 本社記者 2005年1月15日)
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