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[経済] 延辺、全国出入国重点管理地域に

密入国頻発地域として、ビザ拒否率高いなどの後遺症

密入国などの頻発地域として注目される延辺が中国政府で指定した出入国重点管理地域7ヶ所のうちの一つに指定された。 延辺朝鮮族自治州の出入国管理処によると、不法な仲介機構と一部の外国人不法分子が結託して、 北京、瀋陽などの大都市から 出国しようとする人々を募集し、密入国をすすめたり合法的に第三国を経由した後に偽造旅券を与えて 目的の国に行かせた事例がいくつも発生している。 昨年、延吉、龍井、琿春の2男2女は、一人当たり30万元余りを払って国内のブローカーとインドネシア、 フランスを経由してメキシコに行った後、米国に渡ったものの拘束され、10月には偽造旅券を持った2人 の延辺人と1名の外地人がギリシアで捕らえられ、現在までギリシアで審査を受けている。また密入国して 送還されて来た人々も何十人かいる。

上記に類似した事件として、延辺は既に全国の7つの出入国重点管理地域に含まれるまでになった。 全国的に現在、重点管理地域に指定されたところとしては、延辺以外に福建省の4地域、浙江省の2地域がある。 延辺集公安局出入国管理処のリ・ヨンハク処長によると、延辺が全国重点管理地域に指定されたことで、 まず公民が望みどおりに旅券を申請発給してもらう上で支障をきたしている。 省全体で昨年末までは全ての公民が好きなように旅券を申請・審査・発給してもらえるようになっていたが、 重点管理地域である延辺だけは例外となった。 次に、重点管理地域のリストに載ってから、延辺州の公民は出国時に必ず合法的な手続きを経て在中の 外国領事館、大使館に行き、ビザを受けなければならないが、重点地域であれば、ビザ発給拒否の比率が 高くなる状況にある。第三に、国内を含め、辺境地域の観光において制限を受けている。 延辺の人々は辺境地域のうち雲南、広西などの観光コースやベトナム、ミャンマーなどの観光に 際して相対的に制約を受けている。

延辺州公安局出入国管理処によると、昨年1月から11月までに延辺州籍で受け付け、審査、処理した 公民の出入国関連旅券手続きは、 延べ人数で58,150名、北朝鮮観光通行証は延べ57,707名、ロシア一次通行証は述べ32,494名、 香港・マカオ特別行政区通行証は延べ718名となっており、出入国関連手続きの延べ人数は合計 15万0119人に達しており、省全体の1位を占めているだけでなく、省全体で取り扱う業務の半数を超えている。 そのうち延辺州の公民の旅券所持出国は世界の88ヶ国に及んでいる。今年上半期の集計によると、 85%は韓国、7%はロシア、4%は日本、1%は北朝鮮で、残りはその他のアジア、ヨーロッパ、アフリカ、 アメリカ、オセアニアの各州、出国目的は普通、親戚訪問、出稼ぎ、留学、観光である。

一方、銀行部門での定期的な統計によると、2003年の出国人員による国内向け送金金額は6億5300万ドル、 これは延辺州の財政収入をはるかに超えている。昨年末の外資企業送年行事で伝えられたところによると、 2004年は7億ドルを突破したものと見られている。

上半期の出入国人員は公安機関出入国管理部門の審査批准を受け、旅券を取得したり吉林省の7つの 観光出入国手続指定点の中で5つを占めている延辺の指定点を通り、出入国通行証を取得した。

(吉林新聞 キム・ソングァン記者 2005年1月8日)
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