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[教育] 第2回金学鉄文学国際学術シンポジウム開催

金学鉄先生他界3周忌記念、国内外の学者等80名余りが参席

中国朝鮮族文化の巨匠であり、抗日闘士であった金学鉄(キム・ハクチョル)先生の他界3周忌記念 「2004年第2回金学鉄文学国際学術シンポジウム」が23日午前、 延辺成宝ホテル国際会議庁で開催された。



金学鉄文学研究会が主催、延辺大学朝文学部、延辺作家協会が共催したシンポジウムにて、延辺作家協会 首席で金学鉄文学研究会理事長の金学泉氏は、 大会辞を通じて「金学鉄先生の波乱万丈の伝記的人生と彼の不朽の文学作品は、我が民族の文学人が世代を 越えて発掘し、収集し、整理し、研究し探索して行かなければならない 現実的課題であり、歴史的命題だ。金学鉄先生の高邁な人格と真の文学精神は、我々の文壇、及び中国朝鮮族後 世全般にとって貴重な精神資源になり、無窮無尽のエネルギーを発散していることをこの場で再度確認することになった」と述べた。 延辺大学校長の金柄a教授は、祝辞にて「金学鉄文学は20世紀の中国朝鮮族に残した精神力・文化遺産であり、 金学鉄先生は一人の人間としての山脈であり、 中国朝鮮族文学の山脈として、金学鉄文学の研究は21世紀の朝鮮族文学の創出と運命に直接的に影響を起こす上 で大きな意味がある」と指摘した。

1・2部に分けて進行したこの日のシンポジウムで、日本・早稲田大学の大村教授の「金学鉄先生に対する思い」 と、金学鉄先生の息子である金海洋先生の「スパルタクスと20世紀の神話」、評論家・崔三龍 先生の「金学鉄臨終遺言稿」等、11編が発表され、韓国ソウル大学博士である李ヘヤン氏の「<海蘭江よ、 言ってくれ>の形状化原理」等、8編が提出された。

金学鉄先生は、1916年、北朝鮮・咸鏡南道 元山で生まれ、19歳で中国上海に亡命し、反日活動に参加し、 朝鮮義勇軍に加入、分隊長として抗日運動に参加したが、1941年、 日本軍との交戦中に負傷して捕虜となり、長崎刑務所に収監、監獄で左足を切断した。1951年、北京中央 文学研究所で研究員として創作活動をし、1952年に延辺に定着して創作活動を続け、1957年には右派分子、 現行反革命の罪に問われ、懲役10年、さらに24年間という囚われの生活を強いられた。1980年に名誉回復 した金学鉄氏先生は、その後活発な創作活動を続け、「激情時代」「カタツムリの中のような世の中」「私の道」 「海蘭江よ、言ってくれ」など、十部余りの作品集を出刊し、2001年9月26日、病気により延吉で他界した。

この日、学術シンポジウムでは中国・韓国からの学者、評論家、作家と言論界人士など80名余りが参席した。

(延辺日報 リ・イムウォン記者 2004年12月24日)
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