xxxxxxx
朝鮮族通信 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[経済] コメ買付け争奪戦に「嬉しい悲鳴」

オゴリ台風を抱く民楽朝鮮族郷の農民、上質米栽培により利益挙げる

大規模の精米会社が大挙して進出している五常市民楽朝鮮族郷では、今年になってから企業間の上質米争奪戦が熾烈になる中、 オゴリ台風を抱く現地の朝鮮族農民達は嬉しい悲鳴を上げている。 現在、民楽朝鮮族郷では、合計13社の精米会社があり、その中でも泰達、丹貝、龍升など 8つの大型企業が自社の米ブランドを持っている。米の品質を企業の命と看做している企業は、上質米買い付けを増やし、 「五優稲1号」「稲花香2号」などの上質米がこれらの企業の争奪戦の対象になった。

企業はコメ買付け価格を上げる以外に、運搬費用を負担したりコメを高く販売するなどしていろいろな方法で 農民達に秋波を送っている。このように企業間で競争が日増しに激化しつつ、 従前は精米会社が農民を選んでいたのに対し、現在は農民が余裕を持って精米会社を選ぶようになった。

年間総生産能力が30万トンに達する泰達米業有限公司では、真空包装技術を導入して今年の秋からすでに 「泰達」マークのブランド米を2万トン加工して販売しており、買い付け価格は市場価格よりも1kg当たり 20〜40銭高い。これに刺激されて、龍升、丹貝、などの精米会社も各々2000トン、1500トン のコメを加工し、やはり市場価格よりも1kg当たり10〜20銭高く買い付けている。 今年進出したばかりの晶淳米業有限公司では、「農民の利益を最優先に」というスローガンを掲げ、いろいろと 農民に利益を図りつつ農民達の注目を浴びている。

晶淳米業有限公司に1万kg余りの「五優稲1号」米を販売し、意外にも1000元余りを多めに受け 取った現地のある農民は、嬉しくてたまらないようだ。 個人の都合で3日後にコメの販売価格を決算したが、3日後にもともと決めた価格よりも1kg当たり10銭高い 価格で決算したのである。 それだけでなく、運搬費用も企業で負担してもらい、実は1万kg余りを売っておまけに200元をさらに稼い だことになる、とこの農民はいう。やはり郷内の精米会社にコメを販売して 十分な収益を挙げた民楽村農民の金キョングク氏は、現在、精米会社を選ぶに際して農民達は価格、歩留まり の他、サービスの良好な企業を選好し、これこそまさに朝鮮族農民達が上質米を栽培して得た恩典であると述べた。

水田面積が4万8000畝の民楽郷では、今年やはり80%以上の面積に上質米を栽培し、既に80%のコメを郷内 の精米会社を通じて市場価格よりもkg当たり40銭も高い価格で販売した。 民楽郷のチュ・ドンジュ書記は、民楽米のイメージが高まるにつれて精米会社が続々と進出して来ている実情に鑑み、 今後、民楽郷では稲作面積を拡げ、上質米栽培面積を一層拡大することで、民楽米の品位を高める予定だと述べた。

(黒龍江新聞 リ・ホンナム記者 2004年12月24日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット