[文化]朝鮮族出身テノール歌手・許昌をご存知ですか?
”名前は許昌(ホ・チャン)、延吉で生まれた朝鮮族です。”
ヨーロッパの舞台でシュー・チャン(Xu Chang)という名で知られたドイツのウルム市立オペラ劇場の
主役テノール歌手、許昌(30・写真)氏。
彼は北部の訛りが残るはっきりした朝鮮語で自己紹介した。
中国テノール界の代表的存在で、2001年からウルム市立オペラ劇場で活動している彼は、19日午後4時、
ソウル芸術の殿堂で開かれる「ヨーロッパオペラ団主役歌手と共に 送年音楽会」
にてベルディ「リゴレット」のうち「女の心」、レハール「微笑の国」のうち「私の心は全て貴方に」などを唄う。
彼は中国延辺朝鮮族自治州・延吉で1974年に生まれた。
「中学時代、音楽の先生が『声が大きくて良いけど、コンクールに出てみないか』」と奨めて下さいました。
その後、いろいろな大会で好成績を修め、進路を決めました。」
彼は「北京コンサバトリー」という名で知られた北京電映学院に進学し、声楽を勉強し、
中国文化部主催のコンクールで優勝、頭角を現した。
98年、ドイツのノイアシュティメ・コンクールで特別賞を受賞した彼は、2001年ウルムオペラ劇場に
スカウトされ、ベルディ「トラビアタ」のアルフレッド役などで好評を集めた。
許氏は「私の声はリリコピエナ、つまり叙情的でありながら力一杯の声で評価された」といい、
韓国のオペラ舞台にも是非立ちたいという。
「ヨーロッパオペラ団主役歌手と共に 送年音楽会」では、許氏以外にスペイン・ラスパルマス劇場の主役ソプラノ、
ヨランダ・アウヤネット、イタリア・ローマオペラ劇場主役のバリトン・ジャンフランコ・モントレソルなどが出演する。
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2〜12万ウォン、02−572−0035。
(東亜日報 ユ・ユンジョン記者 2004年12月13日)
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