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[特集] 丹東を行く(6)-鴨緑江畔 民族教育の‘搖りかご’

民族後継者養成の重要な任務を背負い、丹東市教育界での立場をはっきり打ち出している 丹東市朝鮮族幼稚園・中学校は鴨緑江畔民族教育の ‘搖りかご’と呼ばれている。

丹東市振興区六緯路10番地にある丹東市朝鮮族幼稚園は、長年、 子供の目の高さに合わせた教育を進め、成果を挙げている。 幼稚園教師が主導的に子供たちの中に入り込み、彼らの表現力と想像力を向上させることに 力点を置いた。 幼稚園児の中から文芸・美術分野の特技生を数多く輩出、一部の幼稚園児は国家・国際級 の競技にも参加して、立派な成績を収めた。 そして丹東市の各種文芸公演に参加して、毎年優秀賞を独占、他民族の羨望の対象になっている。

最近は幼稚園児の数が減り、厳しい状況にあるが、リ・タン園長を含む幼稚園教師達は、資質向上に 努め、競争力を高めればこそね熾烈化した競争で生き残れるという認識の下、教師の質向上に全力を挙げている。 定期的に実務学習を行い、丹東の姉妹幼稚園、及び瀋陽・延吉などに見学に通い、進んだ幼稚園運営の姿を 学んだ。また外地の朝鮮族や韓国・北朝鮮華僑の子供達まで加えて幼稚園生が増加している。 現在、幼稚園児が100名前後で、既存の教室が足りないほどである。 リ・タン園長によると、丹東市幼稚園では現在、実力のある教師を招いて政府・社会各界の支援を 積極的に受け、新しい発展を目指しているという。

昨年、丹東市振興区の春日18番地の新築校舎に移転した丹東市朝鮮族中学校は恵まれた環境 の中、発展に発展を続けている。 一年間、同中学校は教員・学生の流出、財政難などのいろいろな原因で正常な運営すらも出来ない ほどの状態だった。この試練に際し、中学の指導部では広範に教師を動員して民族教育危機からの脱出 を模索、教師の質向上、上層部からの支援取り付け、学生管理の強化などで乗り切った。 教員一同が一心同体となり奮闘した結果、教師の質と管理の秩序は目に見えて向上し、漢族の学校に通う 学生たちも尋ねて来るようになった。 外地の朝鮮族、韓国人、及び北朝鮮華僑の子供達も急増し、民族学校全般に危機を迎えている状況の中、 丹東市朝鮮族中学校は全盛期を迎えることになった。

現在、北朝鮮の新義州開放を期待して丹東に進出する朝鮮族、韓国人が増えることにより、 吉林・黒龍江など外地の学生だけでも100名前後に達し、しかも毎年増加している。 この学校のユン・チョンブ書記によれば、最近5年間、丹東市朝鮮族中学校の大学進学率はほぼ100%に達し、 名門大学に入学する者も続出した。海外との交流も強化し、韓国の大邱女子高等学校などの学校と姉妹提携を 結び、学生・教員の交換訪問も行うなど、見聞を広げている。

丹東市朝鮮族幼稚園・中学校は現在、教員資質、進学率などでいずれも丹東市のトップクラスを独占しており、 ハンギョレ社会だけでなく丹東市の教育界でも高く評価されている。

(黒龍江新聞 ユン・ソンイル記者 2004年12月1日)
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