［経済］ 瀋陽農心、韓国に初輸出
中国に進出している瀋陽農心は内需市場を主たるターゲットとして来たが、進出後４年にして韓国へ初めての輸出を実現した。
２００４年１１月１６日、瀋陽農心食品有限公司のタマネギリングが韓国に順調に陸揚げされた。
輸出業務を担当した李明華経理は、今回の初の輸出をきっかけとして瀋陽農心の韓国輸出の道が開けたとし、
さらに多くの農心製品が中国内需市場の力強い開発とあわせて、国外輸出がさらに活発に進むことだろうと述べた。
２０００年１１月に操業開始した瀋陽農心食品有限公司は、辛ラーメン、キムチラーメン、ノグリなど３種類のラーメンを
主製品としており、農心えびせん、タマネギリング、チョルビョンスナックなど多様なスナック製品を開発し、
中国ラーメン市場で瀋陽農心の意匠を向上させて来た。
瀋陽農心は、康師傅、統一など中国のラーメン業者と熾烈な競争をする中、３５年の伝統を誇る韓国農心のノウハウと
最先端技術設備、韓国から輸入した原料の強みを活かし、初期のラーメン生産においてキムチラーメン、ノグリなど、
中国の消費者の嗜好に合う製品を不断に開発し、中国市場における占有率を高めて行った。キムチラーメンは引き続き伸びており、
チョルビョンスナックとノグリは市場に登場してからわずか５ヶ月にしかならないが、既に中国の消費者から好評を博している。
曺仁鉉新任総経理は、瀋陽農心は製品の品質を絶え間なく高めるとともに、韓国のみならず北朝鮮、ロシアなど
国外市場開発に注力するとし、そのために来年には追加投資を進め、工場建物の増築、ライン増設を全力で推進すると述べた。
（遼寧朝鮮文報 オ・チフン記者 ２００４年１１月２３日）
|
