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[特集] 丹東を行く(5)-コリアンドリームに向かう密航 ‘座礁’

公海が近くて地形が複雑で、海岸警備管理が比較的難しい。 丹東の東港海域は長らく韓国行きの密航ブローカーが最も多く利用する地域であったが、 最近はほとんど影を潜めている。

つい何年か前まで、コリアンドリームを夢見て韓国行きを願う人々が急増し、 特別な地理的条件を備えた丹東は密航ブローカーが最も好む前哨地であった。 いろいろな経路と方式を利用して組織する韓国行き密航が、多いときは1年に300〜400人、 少なくても数十人に達した。 丹東海域を利用した密航事件が頻繁に起こる中、一時、丹東市は密航者達の「黄金の揺りかご」 と呼ばれ、社会問題にもなった。

中国の公安当局と辺方部門はこれを重視し、密航者の半数以上が朝鮮族であるという理由から 丹東のハンギョレ社会までが不名誉な立場に置かれた。 2000年以降、丹東地域は3年間を目標に、ブローカーと密航集団を厳罰にし、東港海域の密航を 根絶するという意図のもと、密航を取り締まり始めた。 丹東地域では各種の広報手段を利用し、社会の各界で反密航闘争に積極参加することを訴えた。 丹東三馬路一帯の旅館、賃貸住宅、食堂などを重点的に厳密に監視し、海上巡査艇を利用して24時間、 全天候海上監視を実施し、犯罪者が近寄れなくした。 そしてブローカーと密航者を厳罰にすることで、丹東では密航が通用しないということを社会に示した。 また網をくぐり抜けた6名の悪質ブローカーも、追跡して捕らえた。 金、名誉、健康の全てが悲惨となる密航者の惨状は、ハンギョレ社会全体に大きな警鐘となった。 無謀な行動に対する対価と出血は、結局は得るものもなく失うだけの結果になるという事実が多くの人に受け入れられ、 韓国への密航者も急減した。聞くところによると、密航事件は4年連続して下降線を示しており、今年は11月現在まで、 1件も発生していないという。

このような現象に対し、丹東の消息筋は、中国辺方部隊の捜査強化、韓国側の不法滞在者の強力な取締り、そして密航の弊害に対するハンギョレ社会 での認識向上が原因だとしている。 もちろんこれは、恣意と他意半々で形成された結果だといわれるが、コリアンドリームに対するハンギョレ社会の認識も、徐々に成熟して来ている証拠でもある。

(黒龍江新聞 ユン・ソンイル記者 2004年11月18日)
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