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[経済] 延辺 今後、対ロシア市場開拓に注力

延辺、中露貿易の踏み石として浮上

延辺朝鮮族自治州は今後、対ロシア市場開拓を重要な戦略的選択に位置付ける。これを機に、ロシアのサンクトペテルブルクを中心とする政府 購入団と企業購入団が先日、延辺を訪問し、延辺朝鮮族自治州の関連部門も頻繁にロシアを訪問しており、10月には、延辺にて、延辺・仏山−サンクトペテルブルク商品紹介会も開催される。

迅速な進展をはかるため、9月22日には州政府の主導により、延辺の各県・市の指導者、各界部門、企業人を一堂に集め、金振吉州長が対ロシアの重要性を一層強調し、認識を共にした。 延辺は域内市場にこれといったブランド創出企業がなく、交通事情も悪いのが弱みといわれる。そこでロシア開拓を進めれば、延辺の製品をロシアで販売することが出来、 また琿春通商口を通じて国内商品を集め、ロシアに輸出することで、ロシアの商工人を誘引し、中露辺境地域に対ロシア輸出製品生産基地と集散地を作り、 通商口の強みを充分に利用しようということ。辺境の強みを利用した観光、労務市場を活性化することも狙いの一つだ。

現在、延辺に主にアプローチしている地域はサンクトペテルブルクである。ロシアで二番目に大きな都市で、人口は450万。ヨーロッパ市場との連携が強く、 都市には科学技術センター、造船センター、石油化学センターなどがあり、都市全体の消費水準も比較的高く、中国製品に対する選好度が高い。 サンクトペテルブルク市長によると、300年余りの歴史を持ち、古代の建築物も密集しており、毎年10万ドル余りの投資して補修作業をしているものの、 大量の建築資材を持ち込まなければならないという。

延辺が対ロシア市場開拓を重要な戦略的選択に位置付けたのは、地理的にロシアと近く、また琿春通商口が既に本格的に稼動しているためであり、 延辺が中露の踏み石となって中国国内の各種企業が延辺でロシアへの輸出商品基地を作れるようにする。 このような判断により、延辺の該当部門では、対ロシア貿易人材が不足している点を考慮し、延辺大学と各種の職業学校に計画的に対ロシア専門 の人材を養成することを要請している。関係者によれば、3〜5年のうちに対ロシア経済、貿易向けの人材を100〜300名余り養成する計画だという。

(延辺通信 2004年9月28日)
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