延辺龍鉄石油化学工業公司メチルエチルケトン生産プロジェクト
　

プロジェクト類型: その他

■プロジェクト概況
メチルエチルケトンはブチルアルコール（MEK）とも言い、これは一種の良好な
溶剤であり、精密化学工業の重要な原料でもある。 主にペイント、溶剤脱ワッ
クス、パイプ洗浄剤、ペイント剥離剤、インク生産や皮生産などの領域に使われる。
現在、 MEKの誘導体は 10種類余りがあり、医薬、香辛料、食品、農薬、日用化粧品
など多くの精密化学工業の領域に広く利用されている。 生産規模は: メチルエチル
ケトン （MEK）20,000トン/年、メタノール基盤エーテル（MTBE）10,000トン/年である。

■プロジェクト投資総額及び資金経路
投資総額: 19,967万元　　外資誘致: 8,351万元

■協力方式
合資、合作、融資

■市場分析
世界全体の MEK生産能力は約 120万トンだ。 しかし我が国の MEK生産基地は比較的
脆弱で生産量が少なく、品質も低く、現在、国内 MEKは主に輸入に頼っている。
同社では 98年度に石油化学工業研究院で開発した ARGG 工芸の後、直接 90#無煙
ガソリンを生産することができるようになり、液化ガスに対する生産の割合が 6%から
 25%へと高まり、毎年 3.06万トンの Ｃ４溜分を至急、総合利用、精製しなければなら
ない。 国内市場の需要を満足させるため、輸入を減らして需要と供給の矛盾を緩和
しなければならない。 同社では広範囲の市場調査を経て原料の源泉、資源の源泉と
共用工事などの条件を総合的に考慮して 2万トン/年分の MEK 設備一式の建設を決めた。

■経済メリット分析
販売収入: 22,241万元　　利潤: 3,729万元
税金: 3,634万元　　投資回収期間: 7年（建設期間含む）

■プロジェクト推進情況
メチルエチルケトン及びコンベアシステム2万トン/年で、工芸設備を合計 398台設置し、
既に資金 11,000万元を投資、単独機械試運転を終了した。

■プロジェクト担当会社概況
会社名: 延辺鉄龍石化有限責任公司
法廷住所: 吉林省図們市曲水南路1号
法人代表: 関福利
プロジェクト担当者及び履歴: 朴昌龍、1962年生まれ、大慶石油学院卒業、高級工程師、
副総経理兼総工程師。

■同プロジェクトにて提供することができる条件
◇東北老工業基地振興、西部大開発、辺境を発展させて人民を豊かにさせる政策及び
辺彊少数民族地域優遇政策を享受することができ、その外、省、州、市で制定した
各項の優遇政策も享受することができる。