延辺牛総合加工プロジェクト　

プロジェクト類型: 農業牧畜産業化

■プロジェクト概況
延辺牛は中国でも有名な 5大地方優良種牛の一つで、国家農業部から重点保護と開発品種の認証を受けた。 
延辺牛は体形が大きく太りやすく皮の品質が良く肉の生産率が高いのが特長だ。 特に延辺牛は肉の品質
が軟らかく、肉汁が多くて味が甘美であり、韓国の韓牛や日本の和牛と比べられるほどであり、韓国市場
で好評を博している。 肉製品生産量を増加して飼育転化を実現し、生態農業の循環を高め、我が国の肉牛
の市場競争能力を強化するために北東アジアの需要に応じる中国肉牛の輸出加工基地を建設する。 その
プロジェクト建設の内容と規模は次のとおり: 10万トンの延辺牛屠殺加工工場; 1.5万トンの牛肉料理食品
加工工場; 100トンの生物製品加工工場; 2万トンの緑有機複合肥料加工工場; 20万枚の牛皮製革工場など。



■プロジェクト投資総額及び資金経路
投資総額: 19,823万元　　外資誘致: 交渉

■協力方式: 合資、合作

■市場分析
牛肉市場需要: 現在、世界で一年に一人当りが需要する牛肉は 20ｋｇであり、アメリカなどの発達した国
では 40ｋｇ、我が国では 3.95ｋｇとなっており、需要がますます増える傾向にある。我が州で毎年、肉牛
23万頭を屠殺工場に送っているが、その外に 10万頭を購入している。 料理製品市場: 専門家の予測によれ
ば、これからは肉製品の発展が肉牛消費の主流になり、製品構成は冷却鮮度維持肉、低温肉製品、健康機能
製品の方向に注力し、 2010年には我が国の肉製品生産量が 1200万トンにのぼり、肉製品は非常に大きな
市場空間と発展潜在力があるといわれる。 皮市場: 関係資料の紹介によれば、我が国で一人当り平均で皮
製品0.1平米を消費しており、それが毎年 10％の速度で増加するという。 現在、我が国の皮工業について
見ると、毎年何百万枚もの牛皮が足らず、供給が需要を満足させることができない。

■経済メリット分析
販売収入: 99,262万元　　利潤: 9,773万元
税金: 4,400万元　　投資回収期間: 4.32年（建設期間含む）

■プロジェクト推進情況:
同プロジェクトは、 2004年5月に 吉林省発展改革委員会の批准でスタートし、吉計庁字[2004]383号2005年
10月に東北老工業基地振興プロジェクトとして国家発展改革委員会に申請し、現在、批准を待っている。 
現在既に同プロジェクトの 50,000平米の土地徴用、一部の工場建物などの建設工事を完了した。

■プロジェクト担当会社概況
会社名:延辺犇福牧業高科技生物工程有限公司
法定住所: 吉林省延吉市局子街222-2号
法人代表、プロジェクト担当者及び履歴: 呂福玉前任汪清林業局、延吉市運輸公司、州農業局、延辺家畜繁殖
改良工作総站、延辺牧畜開発総公司に就任し、現在は、延辺犇福牧業高科技生物工程有限公司の法人代表だ。

■同プロジェクトにて提供することができる条件
同プロジェクトは下のような優遇政策が含まれる:
◇二つを免除し三つを削る投資誘致企業所得税政策を享受することができる。
◇西部大開発政策、東北老工業基地振興政策と辺彊少数民族の投資政策を享受することができる。