石炭ボタ多孔(中空)煙瓦生産ラインプロジェクト　


1.事業概要

和龍市は吉林省の古い石炭工業基地であり、長年間の採掘で多くのボタを作って来た。現在、大型
のボタ山 7個、小型のボタ山 100個余りがあり、その累積量が少な目に見ても 3,000万トンにもなる。 
ボタは黒ボタと紅ボタの二つに区分され、礫頁岩と泥頁岩に属し、その外少量の砂岩もあり、多孔
煙瓦と中空煙瓦の生産要求にかなう。 ボタによる煉瓦生産技術は、既に国内でボタを総合利用した
事例がある成熟された技術で、この技術をもとに年産 5億個の標準規格のボタ多孔(中空)煙瓦を
生産する計画である。

2. 事業総投資額及び資金調達経路

総投資額: 2,258万元　　　外資誘致: 交渉

3. 協力方式: 合資、合作

4. 市場分析

我が国の 《壁材料革新15企画》で提出した “15”期間新型壁材料発展の指導思想には、2005年末
まで無孔粘土煙瓦の使用を禁止するという内容が入っており、国家関連部門でも新型壁材料産品に
対しては増値税を半分に減額して徴収すると明確な態度を示した。 今後、新型壁材料プロジェクトが
国家産業政策の要求にかなうことが判る。 2003年、延辺地区の通年の建築面積は 350万平米で、
赤レンガの年需要量が 10億個以上であり、今後何年間か経済の加速的な発展により延辺当地の
建築市場の壁材料需要量も毎年 1億個前後の速度で増えると見られる。

5. 収益性分析

販売収入: 1,260万元　 利潤: 340万元

税金額: 68万元　　　投資回収期間: 5.6年（建設期間を含む）

6. プロジェクト推進状況:

プロジェクト建議書を既に完成し、建設単位で既に本市管轄区内の 3大炭鉱を統合してボタ原料の
問題を解決した。 そして本事業も既に和龍市の東北老工業基地建設プロジェクトに指定された。

7. 担当会社概要

会社名称: 延辺海清煤業有限責任公司

法人住所: 吉林省和龍市

法人代表、プロジェクト担当者: 葛海清、男、漢族、55歳、大学専門学校卒、前任和龍市水産物公司
経理、和龍市海清実業有限公司経理。 現任、延辺海清煤業有限責任公司会長。

8. 本事業に提供できる条件:

本事業は下のような優遇政策を享受することができる。

● 企業所得税 2年免除、3年 50％減免して徴収。

● 2001年から 2010年まで 15％の税率に企業所得税を減免して徴収。

● 西部地域内の企業が財税【2001】198号附件に収録された建築用煙瓦と建築用板材製品を生産
販売する際、 2005年12月31日までその企業の生産規模を制限せず、全て新型壁体材料製品の
増値税を半分に減額して徴収する優遇政策を享受する。 （財税【2004】025号）

● 頁岩とボタの総合利用を支援する。 （中発【2003】11号）

その他提供可能な条件:

工場建物、敷地、共用施設、具体的政策は 一事一議とする。