四湖溝水利主要工程プロジェクト
1. 事業概要
工程地点が吉林省延辺朝鮮族自治州安図県内にある四湖溝水利主要工程は第2松花江上流、二道
松花江幹流に開発することになる主要工程で、吉林省 “15”計画の中で建設することに定めた調峰電源
プロジェクトである。本事業は発電を主として観光と水産養殖機能も兼ねた水利主要工程であり、その
総施設容量が 150MW、年平均発電量が 3.15億 KWhである。
2. 事業総投資額及び資金調達経路
総投資: 14,857万元 外資誘致: 交渉
3. 協力方式: 合資、合作、独資
4. 市場分析
本プロジェクトは吉林省 “15”計画で建設することを定めた調峰電源事業である。また白頭山の観光資原
と水利資源を充分に利用して観光遊覧業と水産養殖業を大々的に推進し、水利電力、観光、水産養殖
など全面立体開発の局面を形成するもので、市場展望が明るい。
5. 収益性分析
販売収入: 1,928万元 利潤: 1,542万元
税金額: 231万元 投資回収期間: 12年
6. 事業推進状況
本事業建議案は 1993年 12月 3日国家計画委員会の許可を受けたし、1994年 8月 18日国家水利部
は水利電力企画設計総院で審査した 《四湖溝水力発電所工程の妥当性研究報告書》を批准し、国家
計画委員会に提出した。 1996年 11月 14日、本工程の環境影響報告書が国家環境保護局の審査を
通過した。 1994年 6月 18日には《四湖溝水力発電所建設工程システムの妥当性研究報告》が吉林省
電力工業局の審査を通過し、国家水利部傘下の東北測量設計院で担当した工程も既に初歩的な設計
を終えて審査を待機している。 現在、四湖溝水利主要工程の電力網合併、電気販売及び合併後の電気
販売単価などもすべて吉林省政府主管部門と省電力公司の正式許可を取得した。
7. 担当会社概要
会社名称: 吉林省長明水電集団有限公司
法人住所: 吉林省安図県明月鎮九龍街80号
法人代表、担当者: 金聖杰、56歳、長春電力学校卒業、高級工程師、1972年から水電事業に携わり、
前任水電局局長、現在、長明水電全集団有限公司会長。
8. 本事業に提供できる条件
本事業は下のような優遇政策を享受することができる.
● 企業所得税 2年免除、3年 50%減免して徴収。
● 2001年から 2010年まで 15%の税率に企業所得税を減免して徴収。
その他、下のような優遇政策の享受が可能:
● 重大な基礎建設事業投資の際、国家で投資割合と政策性銀行ローンの割合を適当に増加する。
そして民族自治地区に基礎施設建設を誘致し民族自治地方の資金調達が必要な時、状況によって
その利息額を減額したり免除する優遇政策を享受することができる。
その他提供可能な条件: 初期事業が全て終了し、投資側の資金さえ注入されれば直ちに建設に着工
することができる。
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