コリアン・マイノリティ研究会第89回月例研究会 [2011.02.05]
[場所] = 「オリーブガーデン」(06-6328-5969)
交 通:阪急京都線「淡路駅」下車、東へ徒歩5分
「陰陽連絡線セッパラム文庫」向かい(カエルの看板が目印)
所在地:大阪市東淀川区菅原5-3-10
[日時] = 2月19日(土)14:30〜17:00
[問合せ先] = masipon@nifty.com
[URL] =
コリアン・マイノリティ研究会 http://white.ap.teacup.com/korminor/
[内容] =
参加費:500円 / 高校生以下無料(どなたでもご参加いただけます)
報 告:
「西成・在日コリアン高齢者の現状と介護の今後-生活実態調査とデイサービスの一事例研究を通して-」
報告者:岩山春夫さん(整体師・大阪市立大学大学院)
本研究は、在日コリアン多住地域の一つである大阪市西成区における在日コリアンの生活実態調査
(調査主体:「こりあんコミュニティ研究会・西成在日コリアン高齢者の生活と居住サポート研究部会」)
と、高齢者介護の一施設を事例としてその実態を抽出し、これからの在日コリアン高齢者介護の方向に
ついて検討する事を目的とした。
西成区における唯一の在日高齢者向けデイサービスを対象にして、その利用者、運営主体への聞き取り
を行った。また、西成の在日高齢者の現状を把握するために、西成区の在日高齢者調査の最新データに
依拠しつつ、1世と2世の生活実態および生活意識を比較・検討した。
西成・在日コミュニティにおける高齢者は、2世が70%で1世が30%であって、ここでは、従来言われて
きた民族・文化に配慮した介護サービスへの要望はそれほど高くないという事がわかった。
事例研究の対象としたデイサービスは利用者の定員割れを起こしており、在日コリアン高齢者を対象に
したデイサービスの存在自体が、在日高齢者にとってその意義が薄れて来ていると考えられる。
この様な在日高齢者のニーズを考慮して、在日高齢者と日本人高齢者を一緒に介護する多文化共生介護の
必要性を提唱した。
★終了後、懇親会を開催!(懇親会費は別途)
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