ワンコリア市民大学講座 [2009.05.06]
[場所] = 韓国伝統茶専門店チャングム舎廊房(チャングムサランバン)
大阪府大阪市生野区鶴橋2-15-36
アクセス:JR鶴橋駅より徒歩5分
地下鉄(千日前線)鶴橋駅より徒歩5分
近鉄鶴橋駅より徒歩5分
http://hana.wwonekorea.com/univ/access.htm
[日時] = 2009年5月7日
[問合せ先] = 090-8124-6205
[URL] = http://hana.wwonekorea.com/univ/index.htm
[内容] =
ワンコリアフェスティバルの市民講座が開設。 共生、歴史、ワンコリアなどを
テーマに連続講座を5月7日(木)より始めます。
〇講義日程と概要
■ 連続講座1:「ワンコリアフェスティバルのビジョン」コース
講師:鄭甲寿(ワンコリアフェスティバル実行委員長)
第1回:2009年5月7日(木)午後7時〜9時
第1回ワンコリアフェスティバル開催の時代的背景と新たなビジョン創造への模索
第2回:2009年6月12日(金)午後7時〜9時
第3回ワンコリアフェスティバルで提案した新しいビジョンの意味
第3回:2009年7月10日(金)午後7時〜9時
第6回ワンコリアフェスティバルで「アジア共同体」に言及、その目的と理念
□ 講師プロフィール:鄭甲寿(チョン・カプス)
1954年大阪市生野区旧猪飼野生まれ。1980年立命館大学卒業。
「7・4南北共同声明」の精神を受け継ぎ、統一を志向する自主的社会人団体「7・4会」
を結成、中心メンバーとして活動する。
1985年解放40周年を機に、新しい統一のビジョン創造を目指して「ワンコリア」を掲げ、
「8・15〈40〉民族・未来・創造フェスティバル」を始め、以後毎年開催する。
現在、ワンコリアフェスティバル実行委員長、コリアNGOセンター代表理事、コリア国際
教育振興会(コリア国際学園)理事、大阪経済法科大学・アジア太平洋研究センター客員
研究員、国際高麗学会日本支部会員
編著:『ONE KOREA』(東方出版) 著書:『〈ワンコリア〉風雲録』(岩波ブックレット)
■ 連続講座2:「共生を哲学する」コース
講師:金泰明(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター教授)
第1回:2009年5月15日(金)午後7時〜9時
「わたしと共生」、詩人石原吉郎の「ある〈共生〉の経験から」と、黒川紀章の『共生の思想』
第2回:2009年6月19日(金)午後7時〜9時
「古典的人権論と共生」;ロック(寛容論と法の下の自由と平等)、ルソー(一般意志と
民主主義)、カント(人格としての平等)、ヘーゲル(自由の相互承認の原理)、ミル(思想と言論
の自由)ら近代ヨーロッパ哲学者の人権概念のエッセンス
第3回:2009年7月17日(金)午後7時〜9時
「現代社会における共生概念」;3つの多元的社会論(文化多元主義、多文化主義、差異
の政治論)、井上達夫およびイリイッチの「コンビビアリティ論」の概略。キムリッカとクーカザス
の論争など
□ 講師プロフィール:金泰明(キム・テミョン)
1952年大阪生まれ、在日コリアン二世。在日韓国人政治犯を救援する家族・僑胞の会事務
局長(1976年〜90年)、在日韓国民主人権協議会共同代表(1990年〜95年)。退職後、明治
学院大学大学院国際学研究科で近代哲学と現象学を学ぶ。英国エセックス大学大学院人権理論
実践コースで哲学・倫理学・政治学を学び、M.A.を取得。国際学博士。現在、大阪経済法科
大学アジア太平洋研究センター教授。専攻は、人権学(マイノリティの権利論、共生社会論)。
著書:『マイノリティの権利と普遍的人権概念の研究』トランスビュー、『共生社会のための
二つの人権論』トランスビュー、『欲望としての他者救済』NHKブックス、『はじめての哲学史』
(共著)有斐閣、『知識ゼロからの哲学』(共著)幻冬舎
■連続講座3:「戦後朝鮮半島の歩みと今日の韓国社会」コース
講師:文京洙(立命館大学国際関係学部教授)
第1回:2009年5月22日(金)午後7時〜9時
朝鮮半島の解放と分断(済州島四・三事件、朝鮮戦争、分断体制の形成)
第2回:2009年6月26日(金)午後7時〜9時
戦後日韓関係の歩みと歴史認識(日韓条約、過去清算、日朝関係の展望)
第3回:2009年7月24日(金)午後7時〜9時
韓国の民主化と市民社会の行方(6月民主抗争、盧武鉉政権の遺産、曲がり角の市民運動)
□ 講師プロフィール:文京洙(ムン・キョンス)
1950年東京生まれ、現在、立命館大学国際関係学部教授、博士(地域政策学)
中央大学政治学科卒(77年)法政大学大学院社会科学研究科修士課程終了(80年)
国際基督教大学常勤助手などを経て立命館大学国際関係学部助教授(94年)同教授(97年)
主な著書:『現代韓国への視点』(共著)大月書店、『済州島現代史――公共圏の死滅と再生』
新幹社、『韓国現代史』岩波新書、『在日朝鮮人問題の起源』クレイン、『済州島四・三事件:
島(タムナ)のくにの死と再生の物語』平凡社 ほか
■特別講座:「「白磁の人」淺川巧−そして映画化への歩み」
講師:李春浩(イ・チュンホ)
開催日時:2009年6月1日(月)午後7時〜9時
映画「白磁の人」の主人公・淺川巧はあの厳しい植民地朝鮮において自身の人間性をゆるぎなく
表現し、多くの朝鮮人を助けてくれた数少ない日本人の一人です。
植民地政策に疑問を呈し、人間愛・博愛の精神を遺憾なく発揮しました。小生は歴史小説「白磁
の人」を読み、深い感動を経験いたしました。多くの人にこのような素敵な話を知らせたい、
感動を共有したいと率直に思い映画化を決意いたしました。しかし、映画化を実現するには多く
の困難が立ちはだかりました。映画はお金のかかる芸術です。いい脚本、監督そして製作費どれ
をとっても松本の片田舎の韓国料理店のおっちゃんの力では到底実現出来る可能性さえ無い話で
した。しかし、私には誰にも負けない思いの強さはあります。そして、少しの知恵があります。
「白磁の人」の映画化への6年間の歩みとドラマを話させていただきます。
松本の片田舎のおっちゃんの夢の実現の話です。少し奥深いいい話です。
お時間が合えば聞きに来てください。一生懸命お話を致します。そして、一緒にいいひと時を
過ごしましょう。
□ 講師プロフィール:李春浩(イ・チュンホ)
1950年12月6日 愛知県碧南市生まれ 在日2世
1968年3月 東京朝鮮中高級学校卒業
1972年3月 東京写真専門学院九州校卒業
職歴 日本の映画界にてカメラマン、撮影助手として10年間
さくらグループに10年間、主にモランボン(株)に勤務する
現在は(有)渡来人 代表取締役
韓国創作家庭料理・こだわり焼肉「やんちゃ坊」経営
ボランテイア活動として 映画「白磁の人」松本制作委員会副代表、「信州渡来人倶楽部」世話人
□ 講義のスタイル:講義1時間と残りの時間を質疑応答、ディスカッションとする
□ 講義後、(ワンコリアバー・マッコリサロン)で交流、自由参加(2500円)
□ 会場:チャングムサランバン(鶴橋本通商店街、TEL 06-7893-1187)
□ 参加費:各1回一般1000円、ワンコリアフェスティバル・ボランティアスタッフ、
大学生,大学院生500円 定員15名
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