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韓国古楽器 池成子伽椰琴演奏会 [2008.09.15] 

ソリの道を探して 名古屋公演

[場所] = 今池ガスホール  名古屋市千種区今池交差点ガスビル9F
[日時] = 2008年11月10日(月)
[問合せ先] = TOKUZO
[URL] = http://www.tokuzo.com/

[内容] = 
出演者:池成子・金李仙・金貴子
崔満・張智恵
池成子伽椰琴研究所研究生

開場:午後6時30分
開演:午後7時
入場料:4,500円(整理番号付き)

主催:今池商店街連合会/成錦鳶カラク保存会
後援:中日新聞社/駐名古屋大韓民国総領事館
   駐日韓国大使館/韓国文化院/高興坤国楽器研究所
協力:ゆうげい社/TOKUZO

伽椰琴(カヤグム)はおよそ1500年前、古代朝鮮、伽椰国の嘉実王のもとで楽師・于勒(ウルク)
により創作・演奏され、後に伽椰国の凋落に伴い、新羅に帰属した于勒とその弟子たちによって
改良・完成され受け継がれた韓国を代表する絃楽器のひとつです。日本にも奈良時代に新羅から
伝わり、新羅琴と呼ばれて平安時代まで貴族の間で演奏されたと言われ、奈良の正倉院には今も
保存されています。
構造は青桐の胴体に絹の絃を張ったもので、長さは5尺(152cm)、幅6寸8文(21cm)で、基本は
十二絃ですが、十二絃は1年の12ヶ月を表し、5尺は韓国の古典音階の5音を示し、裏面にあけら
れた紋様の穴は、それぞれ太陽、月、地球を意味し、宇宙を象徴しているといいます。
伽椰琴奏者の池成子(チ・ソンジャ)先生は、伽椰琴散調の第1人者、成錦鳶(ソン・グムヨン)
先生を母に、韓国伝統音楽家・研究者である池瑛煕(チ・ヨンヒ)先生を父(両者とも人間文化財)
として生まれ、幼少より韓国伝統音楽の研鑽を積み、8歳の初舞台以来、1961年パリで開催された
「世界民俗芸術祭」や「欧州一周公演」、1964年の合衆国カーネギーホール公演、全米巡回公演
など早くから国際舞台で活躍されました。
また、1969年に来日。演奏活動に加え、後進の育成に力を注ぎ、1978年には池成子伽倻琴研究所
を東京で設立。在日韓国人2,3世にとって、民族文化に触れ、学ぶ場として、大きな存在となり
ました。また、東京藝術大学などで教鞭を執る一方、自身の演奏会はもとより、邦楽、現代音楽
との競演や前衛舞踊家とのコラボレーションなど幅広く活躍されています。

名古屋今池駅周辺は、名古屋を代表する盛り場のひとつであり、文化とあそびのある商店街が
ひろがっています。そのなかで、今池商店街連合会では、昨年度から今池のさらなる活性化と
独自性を勧めていこうという目的で、様々なイヴェントを長期的に継続して行っていくプロジェ
クト「project IMAIKE」が始動しています。その一環として、この度は縁あって池成子先生と
その研究生の方々を今池商店街連合会でお招きし、「ソリの道を探して」名古屋特別公演を開催
する運びとなりました。

池成子先生は、1982年10月雲竜ホールにて「―名鼓におどる伽椰琴の旋律―」と銘打った伽椰琴
リサイタルを、1995年1月には、しらかわホールオープニング・シリーズ「アジアの名手たちT
中国・韓国」公演にご出演され、おそらくこの地方では唯一伽椰琴の演奏を披露されていらっし
ゃいます。
今池は、古くから韓国料理店が数多く、また20年前から始まりました今池まつりでは、毎年
<ノリパン>による韓国農楽隊が街を練り歩くなど、共生のまちとして韓国とのつながりは深く、
長いものです。

名古屋での伽椰琴の演奏会は13年ぶりとなりますが、その演奏会を今池で開催できることはまこ
とに意義深いことだと思います。
本公演の趣旨にご理解いただきご協力を賜れますようお願い申し上げます。

2008年6月 吉日

今池商店街連合会
「Project IMAIKE」実行委員会

※「ソリ」とは、声、音と訳すことができるが、その言葉には森羅万象に表れる「音」(たとえ
ば風の音)、「声」(たとえば鳥の鳴き声)、人の「ことば」や「うた」という意味が含まれる。
※「カラク」は、日本語の「流」「流派」にあたる意として、近年、ある演奏全体の個性を指す
ようになったが、本来は演奏者がその旋律の基本的なパターンから変化を求めていくとき、その
音への肉付け、色付け、楽しみ方まで含めた感覚=独自性を示している。

		
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