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コリアン・マイノリティ研究会 第50回記念例会 [2007.07.25] 

[場所] = 陰★陽☆連絡線セッパラム文庫〔フリースペース〕 築60年以上の平屋の民家です。
阪急京都線「淡路駅」下車、東へ徒歩5分(大阪市東淀川区菅原5-3-4)
[日時] = 2007年8月18日(土) 14:00(開場)〜18:00
[問合せ先] = masipon@nifty.com
[URL] = http://white.ap.teacup.com/korminor/

[内容] = 報告@「中国朝鮮族と韓国人との交流の可能性に関する一考察」 
出羽孝行さん(龍谷大学講師)
報告A「在日1世の証言を記録する(仮題)」 高賛侑(コチャニュ)さん(ドキュメンタリー作家) 
書評:『コリアタウンに生きる-洪呂杓ライフヒストリー-』 前田達朗さん(大阪大学大学院) 
■資料代:一般500円/学生・院生200円/高校生以下無料(どなたでも参加できます) 
※準備の都合上、参加希望者は事前にmasipon@nifty.com までご連絡ください。当日参加も可。

【報告要旨】
報告@ 延辺朝鮮族自治州における朝鮮族教育(中国朝鮮族を以下、朝鮮族とする)
は、特に1990年代後半より危機的状況にある。児童生徒数の減少によって農村部の学校が廃校に
追いやられ、都市の朝鮮族学校も児童生徒数の減少に悩まされている。このような朝鮮族学校の
「危機」を克服する為の手だてとして、韓国との交流促進が考えられる。そこで今回の報告では、
韓民族共同体の概念について検討して朝鮮族と韓国人の関係を整理した。そこから朝鮮族学校と
韓国の学校との教育交流の可能性について見ることとした。その結果、以下のことが確認された。
@現在は韓国から朝鮮族学校への一方向的な支援が主流であるものの、韓国人の側も「在外同胞」
の役に立っているという意識を持つことで民族意識を再確認しており、韓国でも一定の役割を果
たしている。
Aしかし、両者が対等な立場で交流しあえる状況ではないので、相手を理解するための教育活動
がなされる必要がある(特に韓国で)。
B対等な関係を築くために、朝鮮族側は近代化が進んだ韓国で失われた伝統文化などを供給する
ことが考えられる。
C両者の教育文化面での交流が相互的になるためには韓民族共同体概念の再構築以外に、社会変
革が必要不可欠である。朝鮮族社会と韓国との経済格差などを鑑みると、当面はこの関係を維持
していったうえで先の交流に繋げていく必要があるだろう(出羽孝行)

報告A 私は以前、月刊誌『ミレ(未来)』の編集長を勤めながら、多数の在日韓国・朝鮮人や
在外コリアンの取材を行ってきた。3年前、集英社新書において在日1世の体験談を収録した本の
出版が企画され、現在、20余人のスタッフが全国規模で聞き取り調査を進行している。出版は来
年の予定だが、すでに出来上がった原稿は集英社新書のホームページに掲載されているのでご参
照いただきたい。http://shinsho.shueisha.co.jp/column/zainichi/index.html
 この作業の延長線上で、生野・コリアタウンの徳山物産の洪呂杓会長を取材した『コリアタウ
ンに生きる-洪呂杓ライフヒストリー』(エンタイトル出版 http://entitle.jp/)を今年4月に
上梓することができた。今回の報告では、主に1世の取材過程で得た多くのサプライズや感動に
ついてお伝えしながら、3世・4世へと継承されていくべき在日同胞のビジョンについて考察した
い。(高賛侑)

【終了後、懇親会:参加費1000円・学割あり・持込み・差し入れ大歓迎】

■第51回例会 9月15日(土)14:00〜18:00  
@書評:文京洙(ムンギョンス)著(2007)『在日朝鮮人問題の起源』(クレスト) 
A報告:文京洙さん(立命館大学国際関係学部教授)
「済州島4・3事件についての日本での取り組み(仮)」 

		
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