コリアン・マイノリティ研究会第49回例会 [2007.06.06]
[場所] = 陰★陽☆連絡線セッパラム文庫〔フリースペース〕 築60年以上の平屋の民家です。
阪急京都線「淡路駅」下車、東へ徒歩5分（大阪市東淀川区菅原5-3-4）
[日時] = 7月21日（土） 14:00（開場）～18:00
■資料代：一般500円/学生・院生200円/高校生以下無料（どなたでも参加できます）
[問合せ先] = 090-9882-1663
※準備の都合上、参加希望者は事前にmasipon@nifty.comまでご連絡ください。当日参加も可。
[ＵＲＬ] = http://white.ap.teacup.com/korminor/
[タイトル] = コリアン・マイノリティ研究会第49回例会
[内容] =
■報告①「泉州地域在日高齢者福祉実態調査から見えてきたもの」小泉一人さん（大阪府立大学大学院人間社会
学研究科社会福祉専攻博士前期課程）
■報告②「『証言集 釜山できく元在日の詩-日本も私のふるさとです-』（かもがわ出版）を出版して」
http://www.kamogawa.co.jp/moku/syoseki/0101/0101.html
菊池和子さん（写真家・在ポルトガル・リスボン） 書評：金美善（キムミソン）さん
（国立民族学博物館外来研究員・日本学術振興会外国人特別研究員)
【報告要旨】報告①昨年、2006年の夏から秋にかけて泉州地域（和泉市・泉大津市：高石市・忠岡町）で行われた
「泉州地域在日高齢者福祉実態調査」の 分析から見えてきた「在日」高齢者の生活問題、福祉サービス利用状況に
ついて報告する。泉州地域でこのような調査が行われたのは初めてのことで、特にこの調査の特色として、行政や
大学などの研究機関が主体となって行ったのではなく、その地域に住む2世、3世そして関心のある地域住民が調査員
として聞き取りを行った点が大きな特色であり、今後地域で自主的な地域福祉サービスを念頭においた調査である
といえる。 例をひとつあげると、この泉州地域では介護保険外サービスである「街かどデイハウス」事業が、
地域の「在日」高齢者の福祉サービスに大きな役割を担っていることが分かってきた。調査分析の過程で明らかに
なってきた「在日」高齢者共通の問題や、泉州地域独特の問題について報告できればと思っている。（小泉一人）
報告②「川崎のハルモニたちの写真展を釜山でやりましたときの御縁で16人の元在日に取材したものです。
60年前当時青少年だった人々が、日本での子ども時代、韓国へ帰っての悪戦苦闘、朝鮮戦争下での恐怖など
を淡々と語っています。インタビューもすべて日本語でやりましたが、アイデンティティーに深く刻まれた日本に、
日本の償いきれない罪を感じるのは私だけでしょうか？」（菊池和子）
【終了後、懇親会:参加費1000円・学割あり・持込み・差し入れ大歓迎】
■第50回記念例会 8月18日（土）14：00～18：00 報告①：出羽孝行さん（龍谷大学専任講師）「中国朝鮮族学校
と韓国の学校との交流について(仮)」
報告②：高賛侑さん（ドキュメンタリー作家）「在日1世の証言を記録する（仮題）」・『コリアタウンに生きる』
（エンタイトル出版 http://entitle.jp/） 書評：前田達朗さん（大阪大学大学院）
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