黒龍江省 大慶市
参考リンク: 大慶市人民政府 (中国語)
黒龍江省の地級市。大慶油田の発見後、市に昇格しました。面積21,219平方km、市区面積5,197平方km。
人口243万人(2001年)。
大慶油田は1959年に発見され、1960年から採掘を開始、中国最大の油田として年平均5,000万トン以上生産
し、瀋陽を中心とする東北部のコンビナート地帯を支えました。大慶市自体も石油関連産業が充実し、新興の工業
都市となりました。大躍進政策期においては、「農業は大寨に学べ、工業は大慶に学べ」がスローガンとされました。
ただし近年は油田は過度の採掘によって近年急速に劣化しつつあり、採掘コストも高いものとなっています。2003年
の生産量は4,800万トンに減少、2004年には日本への輸出も停止しました。このため中国はロシア極東からパイプ
ラインを引くことで、東北部・華北へのエネルギーを得ようとしていますが、同じルートからの石油確保を目指す日
本との資源獲得競争となってしまっています。一方で、中国は新彊の新油田開発に力を入れています。

大慶市街
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大慶油田
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大慶油田科学技術博物館
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世界石油文化公園
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大慶油田開発の功労者・王進喜を記念した鉄人公園
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衍福寺
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蓮花湖
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