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遼寧省 鞍山市

参考リンク: 鞍山市人民政府 (中国語)

遼寧省中央部にある地級市。古くから鉄が産出されることが知られており、現在は中国でも最大の製鉄所があり、 「鋼都(鉄の都)」の異名を持っています。 市の人口は344.2万人。うち、市区の人口は173.7万人です。また満族、回族などの少数民族が数十万人含まれています。

鞍山の名は、市街地南郊に二つの山が連なっており、その山と山の間が馬に載せる鞍に似ていることから 名づけられました。地勢は東南が高く、西北が低くなっています。奇岩怪石の山容で知られる名勝・千山(せんざん)が 市域東部を縦貫しています。また市域西部は遼河平原の一部で、市域内には太子河、沙河、千山河といった 河川が流れています。温帯の大陸性気候に属し、夏は30℃を超え冬は氷点下20℃に達するときもあります。 一年の平均気温は8.5℃となっています。

鞍山市政府は2000年、五カ年計画で、鞍山を鉄の街から現代的な工業都市および観光都市に転換すること を決めました。さらに市のGDPを2005年までに100億元に拡大させ、老朽化した産業のハイテク化も 推進するとしました。さらに外資誘致にも積極的です。

周囲では磁鉄鉱、褐鉄鉱、菱鉄鉱などの鉄鉱石のほか、滑石(タルク)、玉石(ヒスイ)などの鉱物資源 を豊富に生産します。鉄鉱石の埋蔵量は100億トンと全国の4分の1を占めるほか、南部で採掘される マグネサイト(マグネシウムの原料)は世界の埋蔵量の4分の1です。滑石は中国の三大産地に入るほか、 岫岩では玉石が豊富に産出されます。

鞍山は前漢以来、鉄鉱石採掘と製鉄で知られてきました。清末期以後製鉄は再び盛んになり、 満鉄の投資による鞍山製鉄所の開設から大コンビナートとなりました。日本の敗戦後、製鉄所施設はソ連が 運び去りましたが、中華人民共和国の時代に鞍山鋼鉄公司として再建され、新中国最初期の大型鉄鋼 コンビナートとなりました。現在は100キロ東の遼寧省本渓市の本渓鋼鉄と合併し、鞍本鋼鉄集団公司となっています。

製鉄業の他、冶金、石油化学、機械、紡織、服装、皮革、電子機器などの産業があります。農作物はとうもろこし、 コーリャン、稲、大豆などがあり、南果梨と呼ばれる梨と、岫岩玉と呼ばれるヒスイが特産品です。

「東北の真珠」とも呼ばれる奇岩の山脈、千山を観光地として売り出そうとしています。 また泥湯の温泉である湯崗子温泉は、唐代以来1000年の歴史を持ち、張作霖が別荘を開発し 満州国時代には温泉地として栄えており、現在も温泉医療施設などのある観光地となっています。 市の東に玉仏苑という公園があり、その中には岫岩で1960年に発見された高さ7.95m、幅6.88m、 厚さ4.10m、260.76トンの世界最大のヒスイにブッダ像を彫った玉仏があります。


市街地を望む

節日の夜

千山香岩寺

立山広場

勝利広場

駅前広場




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