鳴梁(ミョンリャン)海戦: 漆川梁海戦の大敗を受け、三道水軍統制使に復職した李舜臣。
しかし朝鮮水軍に残された戦艦は僅か12隻。333隻もの大艦隊で一気に都へと攻め上る日本水軍の前に朝鮮国の命運は風前の灯となります。
しかし、李舜臣は狭隘な急流に鉄鎖を張るという奇策で大軍を見事に撃破、形勢を一挙に逆転させました。
鉄鎖作戦に多くの民が協力、 奇跡的勝利を呼び込みました。
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鎖の存在を気付かれぬよう、 女性たちが踊ります。
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「女達は、天に祈っておるのか?」
嘲り笑う高虎。
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鉄鎖に船が引っかかり、 兵士がバタバタ倒れます。
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突如の異変に驚く高虎。
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作戦成功。大艦隊も身動きが取れなくなりました。
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「よし今だ、総攻撃しろ!」 号令をかける李舜臣。
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こ、こんな馬鹿な! 砲撃の中、絶叫する高虎。
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朝鮮水軍が30倍近い大軍を 打ち破った瞬間。
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終戦へ: 長引く戦いに、日本側も厭戦ムードが高まっていました。
無謀な戦争はおやめ下さい! 命がけで諫言する高虎。
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逆上した秀吉に切られそうに なります。
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秀吉を制止し、苦言を吐いたのは徳川家康でした。
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李舜臣の死まで: 朝廷は、輝かしい戦果を挙げ続ける李舜臣がいつか謀反を起こすのではないかと疑心暗鬼
になっていました。日本軍は、朝鮮水軍の攻撃を止めて退路を確保するため、明の援軍に交渉を持ちかけます。
朝廷は明の圧力に屈し水軍に停戦を命じますが、李舜臣らは「今、敵軍を殲滅しなければ、後に再び襲来する」と
見て、断固戦い続けました。李舜臣は死を覚悟して王命に背き鷺梁(ノリャン)海戦に出陣、勝利目前で軍服を脱ぎ、敵弾を受けて戦死しました。
鳴梁海戦の勝利で李舜臣に 下賜されたのは免死牒でした。
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停戦を命じに来た王の使者を 朝鮮水軍が監禁。
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「李舜臣を捕らえよ!」 激怒する宣祖。
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鷺梁海戦で軍服を脱ぎ、陣太鼓を打ち始めた李舜臣。
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その他の登場人物:
柳成龍(ユ・ソンヨン)。朝鮮国の総理大臣で李舜臣の盟友。
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小西行長。 当初、開戦には慎重でした。
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加藤清正。 好戦的な陸軍大将。
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水軍総大将の九鬼嘉隆も頻繁に出ていました。
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