韓国ドラマに描かれた藤堂高虎

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2004年8月より1年間、韓国KBSで放映された大河ドラマ「不滅の李舜臣」に、我らの藤堂高虎が登場しました。 それもドラマ後半、李舜臣の好敵手として重要な立場を占め、日本軍を代表する冷静沈着な智将として描かれていました。


(演じたのはチェ・ドンジュンという俳優です。)

藤堂高虎登場まで: 「假道征明」(明を征服するので、道を空けよ)という豊臣秀吉の命を朝鮮王朝が拒否したため、 壬辰倭乱(文禄慶長の役)が勃発。無能な朝廷は何の対策もとっておらず、銃で武装した大軍が破竹の勢いで攻め上って来ます。 かつて女真族の大軍を撃破した朝鮮陸軍最強部隊が忠州で迎え撃ちますが、アッという間に全滅。 戦争勃発後、わずか3週間ほどで都が占領されてしまいました。その頃、全羅左水使・李舜臣は、周囲の執拗な出陣要請を抑えつつ冷静に敵状を探査していました。

「不滅の李舜臣」主題歌


壬辰倭乱勃発のシーン
人物はもちろん豊臣秀吉。

釜山鎮城陥落。圧倒的な強さで北上する日本軍。

朝鮮陸軍最強の申砬も
弾琴台の戦いで惨敗します。

忠州陥落、申砬戦死の
知らせに狼狽する宣祖。

都を捨て北へ逃げる宣祖。
庶民が王宮を焼き討ちに。


玉浦(オクポ)海戦: 朝鮮水軍の初戦、連敗続きの朝鮮軍にとって初勝利となりました。
たまたま領土問題で韓国世論が熱い時期だったせいもあり、この戦闘シーンの視聴率は非常に高かったそうです。 (おかげで韓国における藤堂高虎の知名度も上がりました・・・。)
満を持していた李舜臣率いる朝鮮水軍が、
藤堂高虎の諜報隊本陣を奇襲。
冷静に相手を分析しながら戦う高虎。
朝鮮水軍には火砲がないと誤認していました。

朝鮮水軍初の戦闘開始。

砲弾の嵐。

船上はたちまち大混乱に。

日本軍の惨敗でした。

砲撃戦直後の玉浦湾。

初戦勝利に歓喜の朝鮮水軍。

上陸して掃討しようとする元均を制止する李舜臣。

陸路へ落ち延びる藤堂軍。

来島通之から罵られる高虎。


唐人さんの家