海上王−張保皐
張保皐
張保皐の名には必ず海上王という修飾語が付いている。その修飾語からもわかるように、彼は中国の唐そして 日本と新羅を中心に国際貿易を主としながら、海上を掌握していた人物である。張保皐を伝える歴史書物を 調べてみると、まず韓国の三国史記には清海鎮の設置から張保皐の死まで、中国の新唐書には彼の名前と中国での活躍ぶりが、 そして日本の続日本後記には民間人としては唯一日本で貿易活動をしていた様子が記録されている。 これだけの記録からも、張保皐は歴史上汎国際的人物であったことがよくわかる。 |