第5回 韓日歴史座談会

「海上王−張保皐」

要約紹介

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は、当館に格別のお引き立てを賜り、 厚くお礼申し上げます。
さて、第5回歴史座談会のご案内を申し上げます。
歴史は過去話だけではなく現在までも有用な教訓として伝えられると言われています。 戦後50年間、高度成長で奇跡を成した日本が、いわば、"失われた10年"という長期不況の沼に陥り、 今も好転の様子が見えないでいる一方で、中国はWTO加入と年8%という高度成長をしています。 このような中で、日本と中国を結び、東アジアで新たな発展を成せないものか、これが中国と日本の間に 挟まれた韓国人の地政学的な運命と言える、かけ橋の役割であります。これは、6世紀以降から続いて来た 韓国人の役割でありました。
1200年前、9世紀の新羅に張保皐(チャン ボゴ)という偉人が東アジアの韓−日−中、三国を 私貿易で結ぶかけ橋になりました。これまでの統一新羅政府と日本の両国間の公貿易が廃れ、 張保皐の出現により、清海鎮(韓半島西南端の小島)を中心に新たな三国を繋ぐ私貿易のネットワークが 形成されることになります。中国で留まったシルクロードを新羅と日本まで結んだのです。
つきましては、第5回歴史座談会は、韓国KBS放送が放映した「海上王−張保皐」を御覧いただきながら、 韓日古代史を振り返ってみる時間を設けたいと思います。 ご多忙な折恐縮ですが、ぜひともご拝観いただきますようご招待申し上げます。なお、出欠のご予定を別紙様式にて、 3月15日(金)までにFAXくだされば幸いです。

敬具

駐名古屋大韓民国総領事 柳洲烈

◆とき 2002.3.19(火)17:30-19:30
ビデオ上映  17:45-18:45

◆ところ 駐名古屋大韓民国総領事館 会議室2F
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-19-12

◆内容 1) ビデオ「海上王−張保皐」上映(60分)(要約紹介 別添)
2) 討論会(30分〜45分)
  ※司会進行 当館職員 金河永(キム ハヨン)

以上