武寧王陵
1971年、1400余年眠っていた、百済の25代目武寧王の王陵が原型のまま発掘された。同
王陵は、武寧王とその王妃の墓として、三国時代の古墳の中でも、唯一その陵の主人がわかったものである。
陵の内部には素晴らしい細工技術を誇る遺物が、108種3000点も所蔵されており、百済の芸術世界を見ることが出来た。 しかし、古代史に衝撃を与えたこの武寧王陵は、発掘30年が経った今でも、次のようないくつかの疑問点 を持っている。 @武寧王はなぜ日本で生まれたのか。 日本の九州北端にある加唐島(かからしま)には、武寧王の誕生秘話に関する祭壇や、風に乗ってきた という言い伝えがある。 |
武寧王陵 |