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思い出に残る新羅・百済の歴史探訪!

伊藤亀久雄


日本の歴史を探るには、中国大陸・韓(朝鮮)半島の史実から勉強して行かなければならない、とこの「韓日歴史座談会」に参加しました。
その意味で駐名古屋大韓民国総領事館の柳洲烈さん主宰の座談会は、両国民が相互理解を深めつつ、異業種のメンバーが集まって 毎月テーマごとに前半はビデオ上映を、その後は座談会方式での討論をすることになっております。

私が参加したのは、今年2月からで「桑名の歴史と文学を語る会」代表幹事の一人である西羽晃さんから誘いがありました。
3月には韓国の歴史探訪に参加し、秀吉の朝鮮侵略の実感を目の当たりにし、松雲大師遺跡をはじめ、新羅古墳の見学、加藤清正の居城 西生浦倭城跡などの見聞をする機会をしてきました。
"百聞は一見にしかず"で、同行の団長である貫井正之先生の明快な説明を受け、これまでの歴史を学んできた侵略の実態を目の当たりにし、 感動したところでありました。
2002年3月に桑名市の「劇団すがお」と文化交流を続けている韓国の馬山市からのホームステイされた方々との生活は強く印象に残っております。


デジタル復元の佛国寺

過去の歴史認識で誤った認識もあって韓国・中国などの相互交流に不幸な出来事が生じております。過去の史実をしっかり認識し、サッカーワールドカップで 示されたように結びつきの深い隣国と一体になってイベントを行い交流の輪を広げていくことが大きなことと思っております。
この10月で22回を迎えた「韓日歴史座談会」は、ひとつの節目を迎えようとしております。
今、日韓間は年間夥しい数の人の往来があります。そして様々な交流があります。それでも解消し得ぬ歴史の一コマ。 翻って交流皆無に等しい「北朝鮮」と認識を共有出来るのはいつの事やら。心痛いや増すばかりです。日本と韓国(朝鮮)の歴史を共に 学びながら、お互いに相互交流をしっかりしつつ更なる発展を期待しております。

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