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今春 韓国歴史探訪の旅

水谷正信


初日は夕方釜山に到着、専用車にてホテルに移動、夕食を囲み貫井団長はじめ18名の仲間の自己紹介が楽しく行われる。
2日目、いよいよ歴史探訪が始まる。釜山から密陽の嶺南楼を見学、ここから車で20分ほど東に行った載薬山の麓に 表忠寺という寺があり、新羅時代に建立され境内には松雲大師が着ていたとされる袈裟、長衫、鉄鐸佩刀、宣祖国王から賜った 教旨などの遺品が蔵されている。松雲大師の偉業は豊臣秀吉の朝鮮侵略、壬辰倭乱(文禄の役)に対し僧兵約千人を率いて 倭軍と戦い加藤清正との会談で朝鮮の幸福を要求されるが、これをつっぱねる。61才の時渡日し、伏見城にて徳川家康と会談し 捕虜1391名を連れ帰ることに成功した。
次に密陽アリランの歌碑を見て想い出したことは、映画「三たびの海峡」「エイジアンブルー」「ホタル」最近では朝鮮女子 勤労挺身隊の演劇「ほうせん花」の中で歌われ哀愁を強く感じる。
午後は仏国寺と新羅古墳公園を見学する。
3日目は蔚山にて加藤清正の居城西生浦倭城跡を見学、この現場で約400年前、松雲大師に加藤清正との会談のエピソードが 貫井先生から語られ、興味深く拝聴する。
午後は龍頭山公園にて偉大な人物、朝鮮海軍の司令官李舜臣の銅像、その顔が日本の方向を睨んでいる、この意味は忘れてはなるまい。
道中、専用車内ではアリラン他日本民謡等、楽しい歌声と笑談で盛り上がっていた。
3日間、朝鮮の歴史に触れた有意義な旅であった。

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