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私と韓日歴史座談会

照井静枝


私が韓日歴史座談会に参加させていただく様になったのは昨年の12月からですので、まだ1年足らずの未熟者です。
領事館というところは特別な用がない限り伺うことのない縁遠い特別エリアと考えていたのですが、その領事館で 韓日歴史の勉強をしているとの話を聞き、早速参加させて頂くことにしました。学生時代、歴史は苦手な科目のひとつでその後もずっと関心が 薄く歴史と聞くだけで時代背景や登場人物を理解するのが大変という先入観で難しいものだと感じていました。 しかし年を重ねる事につれその苦手科目を克服せずサボっていた自分に後悔し始めるもうひとつの自分が居ました。

その様な日々の中、この勉強会はとても嬉しい耳寄りな話でした。月1回歴史座談会に出席し、その回数を重ねる事により、分かりやすい 学習内容に少しずつ理解出来るようになり、参加されている皆様方のパワーをいただいて元気になって行く自分を発見しました。
優秀な先祖を持つ私達は、ずっと昔から同じ民族かも知れないとの話は耳にした事がありますが、"武寧王の子孫が日本の桓武天皇の生母" だったという事実はとても感動的なものでありました。

実は私、韓国の馬山(釜山より西へ約50kmほどの所)という町で生まれ育ち、日本企業に勤めたのがきっかけで日本人である夫と社内結婚 をし、その後、日本国籍を取得して日本国籍を持つ韓国人であります。
私を産んで育ててくれた祖国大韓民国!そして現在の私を見守ってくれる日本!
この両国をこよなく愛する気持ちはこの命の続く限りと思います。
韓国と日本、2つの国を持つこの幸せ者こそ正しい歴史を知り、それを次世代につないでいかなければならないと思います。
近くで近い国。お互い理解し合い協力し合う国。そして明るい未来に向かって歩んでいける事を願っております。
韓日歴史座談会を開いて頂いてる柳洲烈総領事をはじめ領事館の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

どうかこの歴史座談会、いつまでも終わりなき永遠の会として存続させていただきたいと願う次第でございます。

ありがとうございました。カムサハムニダ

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