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ご縁をいただいて

金岡えつ子(京都在住 呉服商)


私は、新聞の記事で韓日歴史座談会のことを知り、領事館という重たさを感じたのですが、早速電話で問い合わせたところ、 快く参加を勧めていただき良いご縁をいただけましたことを嬉しく思っております。
毎回ジャンルの異なるテーマで論議がなされ、また各々の疑問をなげかけた事に対する専門分野の先生方のご説明がとても奥義があり、 私は歴史の勉強といえばただ、教科書の表面の部分しか知らず、(目からうろこ)の部分が幾度もあり、視点の違いで捉え方がかくも違う ものかと思い知らされました。お陰で興味や疑問を持ちました事をもう一度自分なりに整理し、知識を得る努力が芽生え、回を重ねる毎に どんどん嵌ってしまったしだいです。
また、早春の韓国歴史探訪にも参加し、個人では到底見学の出来ない所や、言葉の壁で理解しがたいところも細部の説明までいただき、 実り多き旅を終えることがてせき、第二回、三回と肌で体感できる歴史探訪が継続される事をせつに願います。
主宰者の柳総領事様のこの会の趣旨とされる「プリプリ(草の根)の精神で、漢方薬のようにジワジワと共通認識が深まれば」の気持ちで 始められたようですが、充分目的は達成され、音楽で例えれば、ユニゾンが立派なコードとして出来上がったのではないでしょうか・・・。
未来永劫に、韓日友好世界平和を祈ります。領事館でご縁をいただきました全ての皆様にお礼を申し上げます。   感謝

編輯子 (注)金岡さんは毎回新幹線で京都から通っておられます。

二八の春を加茂川の
川面に浮かべた夢幾つ
祇園の夜祭り二人して
絡めた指の懐かしさ
あなたの裏背に一滴
濡らした泪を誰が知ろ
三十六峰黄昏れて
愛しきお人は玄海を
超えて遥けき韓国に
たずねて儚き京おんな【え】

熱心にメモをとる金岡さん

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